半身浴よりも全身浴


日本人が長寿であるのは、たくさんの理由が考えられますが、その理由のひとつに「お風呂」に入る習慣があるということがあります。

湯船にしっかり入り身体を温めると、色々な健康効果があるのです。

最近では半身浴という入浴法が特に若い女性を中心に流行っています。

お腹のあたりまで湯に入り、多い人だと2時間も湯船に入っているというのです。

しかし半身浴にはリラックス効果などはあっても、健康効果は少ないと言われています。

また、ダイエットにも半身浴は向かないのです。

なんとなく美容効果や健康効果がありそうだから半身浴を長い時間しているという方は、入浴方法を見直してみたほうが良いかもしれません。

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目次

半身浴は痩せない、健康にも良くない

半身浴を20分以上していると汗がダラダラと出てきて、デトックス効果やダイエット効果を感じるという方もいると思います。しかしそれは間違いです。

半身浴によって出ているのは水分だけなので、ただ身体が水分不足になるだけであり、その分の体重が減るにすぎません。

脂肪を燃焼させる効果もほとんどありません。

むしろずっと同じ姿勢でお湯に浸かることで、むくみやすくなったりすることがあります。

お湯に浸かるということは人間の身体にとってかなり疲れる行為なので長時間入浴することで良い睡眠を取れていない可能性があります。

半身浴をすることで精神的にとてもリラックスするという方は、精神面では良い健康効果があることは間違いありません。

健康に良い入浴方法

湯船から出たあとも保温効果が続き、疲れを取り、安眠効果がある入浴方法をお教えします。

まずお湯の温度は39度前後にします。決して42度や熱いと感じる温度にはしないでください。

身体が疲れやすくなります。

39度のお湯を全身浸かれる程度まで入れてください。

湯船に入る前に、同程度の温度のシャワーを足から全身にかけて軽く浴びます。

いきなり湯船に入ると身体に負荷があるからです。シャワーを浴びたら、湯船にしっかりと首まで浸かります。

小さいお子さんやご高齢の方は溺れやすいので、十分に気をつけてください。首には太い血管があるので、そこを温めることで全身の血の巡りが良くなり、痩せやすい身体を作ることができます。

5分程度入ったら出て、身体や髪を洗います。

もう一度、首までしっかりと湯船に5分程度入ったら、おしまいです。

合計10分程度しか湯船に入らないので、もの足りないと思う方もいるかもしれませんが長い時間入ることはおすすめできません。

正しい入浴法をした場合、期待できる効果

10分程度しか湯船に入っていないのですが、入浴後でも身体は温まっています。

半身浴は下半身のみを温め続けているので疲れが溜まりやすく、入浴後も身体の温かさを持続しにくいと言われています。

全身浴でしっかりと身体が温まった状態から少し冷めてくると人間は眠くなってくるので、睡眠導入の効果があります。

また、全身の血流が良くなるので身体の疲れやコリが取れ安眠だけではなく身体の動きが軽くなる可能性もあるのです。

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