尿の色をチェック!正常な尿は何色?


尿の色で体調や病気がわかることがあります。

人は1日に平均7~8回排尿するそうですが、その時に尿の色をチェックすることで、異常の早期発見ができるかもしれません。

そこで正常な尿の色と異常の可能性が高い尿の色についてご説明します。

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目次

正常な尿の色

正常な尿の色は薄い黄色です。

尿の黄色い色はビリルビンから変化したウロビリンによるもので、体内の水分量がちょうどいいと尿は薄い黄色になります。

水分をとりすぎると尿は薄まり、反対に水分が足りなくて脱水状態になると尿が濃くなり、オレンジや褐色に近い濃い黄色になります。

異常が考えられる尿の色

水分摂取の量が適切で、脱水が考えにくい状況であるにもかかわらず、尿の色が黄褐色~茶褐色の場合は、肝臓や胆管の病気が疑われます。

さらに尿が濁っているようなら腎臓や膀胱の病気、甘酸っぱい匂いがするなら糖尿病が疑われます。

また、白っぽい尿については尿路感染が疑われますが、これは尿道から細菌が入り、腎盂腎炎や膀胱炎、尿道炎を起こすもので、尿の中に細菌や血球が混じり尿が白濁します。

このような時には排尿時に残尿感や痛みを伴い、感染によって熱が出ることもあります。

もう一つ、赤色の尿については尿に血液が混じっていることが考えられます。

膀胱炎や尿路結石などでも尿に血液が混じることがありますが、他にもいろいろな原因で血尿が出ることがあります。

慢性的な腎炎や激しい運動、腎臓のあたりを強打しても血尿が出ることがありますし、腎臓や尿管、膀胱や前立線のガンでも血尿が出ます。

ガンの場合は痛みを伴わない場合が多く、いずれにしても目に見えるようなはっきりした血尿が出たらすぐに医療機関を受診することをおすすめします。

ただし、特定の抗生剤やビタミン剤、ビーツやブラックベリーなどの食品でも尿がピンクやオレンジっぽくなることがあります。

まとめ

尿の正常な色は薄い黄色です。

水分過多なら尿の色は透明に近くなり、水分が足りないと黄色が濃くなってオレンジや褐色になります。

尿の色が濃くなった場合は脱水症状が疑われますので、水分補給に心がけましょう。

正常に水分が取れていて、褐色がかった尿が続く場合、特に匂いや濁りがある時は肝臓や胆管、腎臓の病気が疑われます。

尿が白っぽく、排尿時に痛みがあったり、熱がある場合は尿路感染を疑います。

特定の薬物・食品により尿の色が変わることもありますが、そうではないにもかかわらず、尿が赤っぽい場合は、何らかの病気で尿に血液が混じってかもしれませんので、早めに受診することをお勧めします。

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