親知らずの虫歯を放置すると頭痛が起こる理由とは?


虫歯は虫歯菌による感染により歯が溶けた状態で、放置すれば神経にまで腐食が及び痛みが出ます。

特に親知らずが虫歯になってしまった場合は、顎の周囲に炎症が広がり、頭痛などの症状がみられます。

今回は親知らずの虫歯の危険性についてご説明します。

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親知らずとは

親知らずは、上下の歯の左右一番奥にあり、前歯から数えて八番目の歯になります。

親知らずがあるかないかは、レントゲンをとればすぐにわかりますが、最初から親知らずを持っていない人も多く、その人は一生親知らずは生えません。

また、親知らずを持っていても痛みや炎症を起こさなければ抜歯などの処置は不要です。

虫歯になりやすい親知らず

親知らずは、限られたスペースに無理に顔を出す歯のため、隣の歯を圧迫しながら斜めに生えたり、歯茎に半分埋まったように生える場合があります。

口に中の一番奥にあり、手前の歯より低く生えていることが多いため、歯ブラシが届きにくいという欠点もあります。

頬の内側の粘膜に常に接し、隣の歯とも複雑に接しているため、食べかすがたまりやすく最も虫歯になりやすい環境にあります。

その上、虫歯になっても自分では見えづらく、痛みが起こっても一時的なものでやがてよくなるため、結果的に放置されやすくなります。

親知らずの虫歯を放置するとどうなる?

このように、親知らずが虫歯になったことに気づかずに放置された場合、起こりやすい症状の一つが頭痛です。

親知らずが上の歯である場合は、虫歯の根元から鼻の近くにある副鼻腔にばい菌が入り、副鼻腔炎になって頭痛が起こります。

また、下の歯であっても顎関節に炎症が広がり、物を噛んだ時に顎が痛んだり、頭痛が起こることがあります。

他に、親知らずが虫歯になることで片方の歯で物を噛むようになり、左右の筋肉のバランスが崩れることで、緊張型の頭痛を引き起こすこともあります。

さらに注意が必要なのは感染性の脳炎や敗血症です。

ひどい場合には炎症が全身に広がり、心臓や肺などの機能不全を起こす可能性も0ではありません。

親知らずの虫歯の危険性についてご説明しました。

親知らずは虫歯になりやすく、虫歯になっても放置されることも少なくありません。

症状が進めばやがて頭痛などがあらわれ、それを放置しておくとさらに全身に炎症が及び、最悪命に関わる危険性もあります。

そうならないためにも定期的な歯科検診を受け、歯の健康を保つようにしましょう。

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