口内炎は、多くは唇の裏側や頬の内側にできますが、舌の裏側にできることもあります。
普段と違うところにできると別の病気なのかと心配になるかもしれません。
そこで、舌の裏にできた口内炎の原因と治し方についてご説明します。
目次
口内炎の発生部位
ものを食べるとしみて痛い口内炎は口の中の粘膜にできる炎症です。
口内炎は口の中のあらゆる場所にできますので、当然舌にできることもあります。
この場合、舌先や舌の側面あたりにできることが多いようですが、時には舌の裏側にできることもあります。
舌の裏側にできたからといって、他の口内炎と違うわけではなく、原因や治療法も他の口内炎と同じになります。
口内炎の原因
ストレスやビタミン不足によるもの
口内炎に最も多いアフタ性口内炎の原因になります。
ストレスやビタミン不足だとみんなが口内炎になるかというとそうではなく、なりやすい人となりにくい人がいます。
口内炎になりやすい人は何度も口内炎を繰り返し、おそらく免疫に関係していると考えられています。
火傷や機械的刺激によるもの
火傷により口の粘膜が傷ついたり、矯正器具や合わない入れ歯などにより口腔内が傷つくことで起こります。
細菌やウイルスによるもの
カンジダ菌やヘルペスウイルスなどに感染することで起こる口内炎です。
ヘルペスウイルス自体は多くの人が持っていますが、体力が低下して免疫力が落ちると発症します。
カンジダ菌はカビと同じ真菌の一種ですが、乳幼児や体力の落ちた高齢者に発症することが多い口内炎です。
アレルギーによるもの
食べ物のアレルギーによるものが最も多く、入れ歯などの金属によって起こることもあります。
口内炎の治し方
口内炎の治し方はその原因によって異なります。
基本的には口腔内を清潔にし、バランスのとれた食事や規則的な生活を心がけます。
入れ歯や矯正器具が原因の場合は歯科での治療が必要になりますし、細菌やウイルスが原因なら菌を減らす薬や抗ウイルス薬を処方します。
患部に直接塗る軟膏は、塗るときは唾液をテッシュなどで軽く吸い取ってから塗ると薬の成分が浸透しやすくなります。
舌の裏側にできた口内炎について、その原因や治し方をご紹介しました。
口内炎は舌の裏にできることもあり、その場合も他の口内炎と同じ治し方になります。
一般的なアフタ性口内炎は、自然に良くなりますが、症状が長引く場合には医療機関を受診し、原因にあった薬を処方してもらいましょう。