人に言えない薄毛の悩み。女性ならなおさらです。
病院で一度診てもらいたいのですが、何科に行けばよいのでしょう。
私も年々、頭頂部の髪の薄さのペタンコ加減が気になる年齢になってきました。
美容院での相談では満足できなくなってきたので、調べてみました。
行きやすい病院は皮膚科
薄毛で悩む人が病院に行く場合、行きやすいのは何科か…とまず最初に考えるのは皮膚科になるでしょう。
皮膚科で薄毛の治療薬プロペシアを処方してもらえるようです。
しかしここで気を付けたいのは、プロペシアという薄毛の薬は男性用のものであり、女性には処方されないということです。
薄毛には男性型脱毛症と言われる「AGA」と女性男性型脱毛症と言われる「FAGA」があります。
プロペシアという薬は男性型脱毛症のための薬で、脱毛の起こる原因の異なる女性型脱毛では使うことができません。
また妊娠中の女性にはプロペシアが禁忌となっており、胎児に強い影響を及ぼすと言われています。
地肌の状態を見てもらえるということでは皮膚科は頼りになる存在ですが、男性の薄毛治療より女性の場合は皮膚科以外を受診した方が効果が上がる可能性があります。
女性の薄毛に適した病院は婦人科
毛髪は皮膚に生えているので皮膚科と思われがちですが、女性ホルモンと密接に関わっています。
そのため女性の薄毛には何科が適しているのかと聞かれたら、婦人科向けと答えるべきなのかもしれません。
女性による薄毛は「FAGA」と言われる症状で、男性の「AGA」とは原因やメカニズムが異なります。
女性の薄毛では35才を境に女性ホルモンの分泌が減少してきて、毛が細く薄くなってきてしまうのです。
女性にも男性ホルモンが分泌されていて、女性ホルモンが減った結果、男性ホルモンの影響が大きくなってしまい、薄毛に結びついてしまうということです。
プロペシアの利用が控えられている女性にはミノキシジルという薬が処方されることが多いようです。
これは元々発毛のための薬ではなく、血管を広げて血圧を下げる薬として開発されたものです。
実際に使ってみて、発毛に効果があるということで、薄毛治療にも使われるようになりました。
皮膚科に行っても婦人科に行っても、結果として処方される薬は同じなのかもしれません。
しかし女性ホルモンの減少と薄毛の関係について理解の深い婦人科にかかった方が、全身の健康を考えると合理的なのかもしれないと考え始めました。
悩み事がある場合は神経内科や精神科が効果大
女性ホルモンの減少で薄毛が起こる場合と、悩み事やストレスで抜け毛や薄毛の進行がある場合では、望ましい対処法がちがってくると思われます。
私も若いころ女性にも関わらずストレスにより10円玉ハゲを作ってしまったことがありますが、このタイプの薄毛はホルモン治療では効果がありません。
ストレスによる体の不調が薄毛となって表れているため、心の健康を高めることで薄毛を撃退しましょう。
悩みは人に聞いてもらうだけで軽くなることがあります。
心身不調なときの病院は何科かというと、神経内科、心療内科、精神科が専門の病院となります。
不眠、肩こり、不安症など悩みの根本的解決にもつながりますので、薄毛と悩み事で困ったときには気軽に心療内科や精神科を訪れるとよいでしょう。
標榜はいろいろですが専門は内科と精神科となり、内科の方には軽めの薬が処方され、精神科の方がメンタルクリニックとしてはより専門的な治療が受けられます。
都市部で注目されている「発毛専門クリニック」
皮膚科やメンタルクリニックなどの専門医が連携し、発毛のノウハウと実績を集めているのです。
地方にはまだないかもしれませんが、都市部に発毛専門クリニックがある場合は探してみるのもよいでしょう。
通い続けられる場所にあるかどうかも、チェック項目です。
女性の薄毛の病院は何科?のまとめ
女性が薄毛で悩んだ時、気軽に相談に行ける病院は何科かというと、皮膚科、女性ホルモンの関係で安心して処方してもらえるのは婦人科になります。
悩み事が薄毛の原因のときには、神経内科や精神科に行ってみるとよいでしょう。
都市部で注目されている発毛専門クリニックを探してみるのもひとつの方法です。
薄毛ごときで薬を飲むことに抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、処方してもらうもらわないに関わらず、病院に相談に行くだけでも薄毛の悩みは軽くなるのではないでしょうか。