湯たんぽやホッカイロが原因で起こる低温やけどの問題が取り上げられることがありますが、低温やけどは湯たんぽだけでなく、スマホが原因でおこることもあります。
スマホから出る熱でも十分起こりうる低温やけどについて、何度から起こる可能性があるのか、スマホを使う時にはどんなことに注意すれば良いのかをまとめてみました。
低温やけどになるのは何度から?
低温やけどは何度から起こるかご存知ですか?
低温やけどは低温の熱源に長時間触れたり、輻射熱により表皮近くの血管が長時間拡張することで発症します。
接触部の温度が高くなればなるほど、短い時間でも低温やけどが起こることになります。
低温やけどは何度から起こるかについては、接触部の温度が44度であっても6時間~10時間触れ続けることで皮膚が損傷されると言われています。
44度でやけどとは意外な気がしますが、低温やけどは思ったよりも低い温度で起こりますので注意が必要です。
低温やけどは熱源への接触時間が長いことで、皮膚の深い部分まで損傷が及ぶのが特徴です。
スマホが原因になることも
スマホは長時間利用することで熱を発生します。
これは電気が流れるときにジュール熱が発生するためで、スマホのバッテリーが原因です。
スマホは使い方によって電力消費量が変わり、スマホがよりたくさんの電力を消費するのはゲームや動画を見ている時です。
さらに、充電中もジュール熱が発生します。
低温やけどを起こさないためのスマホ使用時の注意点
そこて、スマホを使用するときは次の点に注意します。
・ スマホを持ちながら、長時間ゲームや動画を見ない
スマホが熱を発しても、その熱源に触れなければ低温やけどの危険はありません。
・ バッテリーを定期的に交換する。
スマホのバッテリーの平均的な寿命は2年と言われていますが、使用頻度が高ければもう少し早まるかもしれません。
バッテリーが劣化すると発熱量が増え、低温やけどになる可能性が高まります。
・ 充電しながらゲームや動画を見ない。
充電もゲームや動画もどちらも熱を発生させる行為です。
充電しながらの長時間の利用は避けましょう。
・ スマホの熱対策グッズを活用する
スマホの熱対策グッズとしてスマホに貼る冷却シートやスマホスタンドが売られています。
それらをうまく活用するのも対策の一つです。
スマホが原因で起こる低温やけどについてご紹介しました。
低温火傷は思ったよりも低い温度で起こる可能性があり、スマホの長時間利用でも起こる可能性があります。
特にゲームや動画を見るときには注意が必要で、充電しながら長時間スマホを利用することは避けましょう。