朝起きた時、仕事中に一息つきたい時、食後に一杯、と毎日コーヒーを飲む人は少なくないのではないでしょうか。
しかし、妊娠中はカフェインの取りすぎは禁物で、大好きなコーヒーが飲めずに困ることになります。
そんな人にオススメなのがココアです。
気になるココアのカフェイン量は?
ココア一杯に含まれるカフェイン量はコーヒーと比べると10分の1だそうです。
コーヒー一杯に含まれるカフェイン量は100mgですので、ココアのカフェイン量は10mgということになります。
1日のカフェイン摂取量は300mgが上限だそうですが、その程度なら、妊娠中でも毎日ココアを飲みことができそうですね。
妊娠中に嬉しいココアの効能
ココアは、抗酸化物質であるポリフェノールが豊富に含まれ、食物繊維が豊富なことでも知られています。
ポリフェノールや食物繊維にはたくさんの健康効果がありますので、以下にご紹介します。
・ 血管を広げ、血流を良くして血圧上昇を防ぐ
・ コレステロール値を下げて動脈硬化を防ぐ
・ 腸の働きを良くし、便秘を防ぐ
妊娠中は腸の動きが悪くなり、便秘になりやすくなりますので、便秘に効果があるというのは、喜ばしいことです。
その他にもカカオ豆の中のテオブロミンという成分にはリラックス効果があると言われています。
妊婦中はイライラしたり不安になりやすいので、そんな妊婦さんの気分転換にも、ココアはおすすめです。
何よりチョコレートとほぼ同じ原料で作られているココアはとてもおいしい飲み物です。
ココアを飲む時の注意点
市販されているココアは、お菓子づくりなどにも使われる純ココアの他に、砂糖やミルクなどを加え、飲みやすく加工した調整ココアと呼ばれる商品も数多くあり、こちらを購入する人が多いと思います。
これらはココアの苦味を和らげるために多くの砂糖や乳化剤などの添加物が入っていますので、毎日あまりたくさん飲みすぎると、カフェインの害よりもこちらの害のほうが問題になります。
そう考えると、ココアは1日一杯程度にとどめ、とっておきのリラックスタイムにじっくり味わう飲みものとして位置付けましょう。
まとめますと、ココアは妊娠中に毎日飲む飲み物としてはコーヒーよりもカフェイン量が断然少なく、ポリフェノールや食物繊維など体に良い成分も入っているのでオススメです。
ただし、特有の苦味から多くの砂糖やミルクパウダーなどの添加物を加えなければならないため、飲むのは1日1杯にとどめるようにしましょう。