冬はこたつにみかんが定番ですが、箱買いすることも多いみかんはついつい食べ過ぎてしまう果物です。
そんなみかんは、たくさん食べ過ぎてしまうと、あまり良くない影響が起こることも考えられます。
みかんの食べ過ぎで起こる影響について、その内容を3つご紹介します。
手足が黄色くなる
みかんを食べ過ぎると手が黄色くなる、というのはよく知られています。
みかんを多く食べる冬に経験したことがある人も多いのではないでしょうか。
実際には手だけでなく足も黄色くなり、「柑皮症(かんぴしょう)」という名前が付いているそうです。
これはみかんを食べ過ぎることで、みかんの黄色い色素の成分であるβカロテンの血中濃度が上昇し、手のひらや足の裏に色素沈着するためで、とくに健康被害はないそうです。
しかし、見た目を気にする人は少し気をつけたほうがいいかもしれませんね。
柑皮症はみかんの食べ過ぎをやめればすぐに治ります。
下痢や胃の調子を崩す
みかんは水分が多く冷たい食べ物ですので、たくさん食べると体を冷やすことになります。
当然食べ過ぎればお腹を壊し、下痢をすることもあります。
また、みかんに多く含まれるビタミンCは腸の運動を活発化させますが、採りすぎると腸の蠕動運動が亢進して下痢を引き起こします。
さらに、酸の強いみかんは空腹に食べると胃を荒らす原因となります。
みかんは食後に一つ食べるくらいがちょうど良いと言えます。
果糖の採りすぎで太る
みかん一個のカロリーは40kcal程度で、お菓子類はもちろん、他の果物に比べてもカロリーは低いと言えます。
しかし、水分の多いみかんは腹持ちが悪く、いくつでも食べられるという欠点があります。
そのためついつい食べ過ぎてしまい、カロリーオーバーになりやすいのです。
また、みかんに含まれる果糖はエネルギーに変わりやすいので、その後活動する日中ならば問題ありませんが、寝る前に食べるとエネルギーとして消費されずに中性脂肪として蓄えられることになります。
みかんの食べ過ぎが与える体への影響についてご紹介しました。
みかんは手軽にビタミンCや食物繊維が採れて、美肌や風邪予防、疲労回復や便秘にも効果があります。
その一方、食べ過ぎることで手足が黄色くなる柑皮症や、下痢や胃痛、太りやすいなどの影響が考えられます。
みかんは一度に2個3個と、ついつい食べ過ぎてしまうものですが、食べるのであれば食後に一つ程度食べるようにし、食べ過ぎに注意しましょう。