高血圧の症状!めまいやしびれがある場合の対処法

インカレ2
高血圧は患者数も大変多く、代表的な生活習慣病の一つです。

高血圧では自覚症状はほとんど現れませんので、放って置かれることも多いのですが、そのままにしていると動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞、腎不全といった命に関わる重篤な病気を引き起こす可能性があります。

特に、高血圧の人がめまいやシビレを感じた時は、脳卒中の前兆である可能性があるので注意が必要です。

その場合の注意点や対処法をまとめてみました。

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目次

脳卒中が疑われるめまい

脳卒中の前兆が疑われるのは、日頃から高血圧を指摘されている人が、めまいだけでなく、ろれつが回らない、下半身に力が入らない、物が2重に見える、などの症状が前後して出てきた場合です。

これは一過性脳虚血発作と呼ばれるもので、数分から長くても24時間以内に症状は消失しますが、そのままにしておくと本当の脳梗塞を起こす確率が高いので、脳梗塞を予防する意味でも治療が必要です。

高血圧の人のその他のめまい

高齢者の方に多いめまいで、よくあるのが食後低血圧によるものです。

これは食後に消化器官に血液が集まり、脳の血流量が減って低血圧症状が起こるためで、食後30分から1時間の間に現れることが多く、中には失神してしまう人もいます。

食事を一度に多量に食べたり、食後すぐに席を立とうとした時に現れやすいため、食後はゆっくり休んでから動くようにしたり、一度にたくさん食べすぎないようにすることである程度は予防することができます。

高血圧が直接の原因となりめまいを引き起こすことはあまり考えられませんが、
高血圧の人は食後低血圧になりやすいとも言われていますので、注意が必要です。

高血圧としびれ

高血圧の人が訴えるしびれは、手足の先端の感覚が鈍くなるようなものであることが多く、これは動脈硬化により、血流が悪くなっていることが原因として考えられます。

しかし、時に、脳梗塞の起こり始めにしびれの症状が現れることがあります。

この場合、片側の手足にしびれや麻痺が出たり、口の周りと手の両方にしびれが出ることが多いのが特徴ですが、左右両側に出ることもないわけではありません。

脳梗塞は夜間発症し、朝起きて様子が変だと気づくことが多いので、朝、このような症状を感じた場合には注意が必要です。

また、シビレと同時に頭痛や吐き気がある場合は脳出血が疑われます。

いずれにしても発症後いかに短時間で治療を開始するかがその後の生活を左右しますので、早めに受診するようにしてください。

高血圧は、特定の疾患が原因で起こるものを除いて、多くは加齢や遺伝、長年の生活習慣によって起こります。

高血圧を指摘された場合は、その延長上に重篤な疾患が待っていると考え、食生活や生活習慣を見直し、必要であれば内服での治療が開始されます。

その中で、脳卒中の前兆が疑われるめまいやしびれが現れた場合、できるだけ早く医療機関を受診し、適切な治療を受けるようにしましょう。

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