血管年齢とは血管がどのくらい老化しているかを表しています。
動脈硬化と血管年齢には深いつながりがあります。
動脈硬化になると血管が硬くもろくなり、さまざまな病気のリスクが高くなります。
血管年齢を下げるには、どのような方法があるのでしょうか?
食事と血管年齢とは?
食事と血管年齢とは最も密接に関係していて、塩分を下げることがそのまま血管年齢を下げることにつながります。
健康な成人は塩分の摂取量は1日10gまでに抑えるとよいとされています。
調味料や加工食品にも塩分が入っていて、無意識に摂っていると15~20gとオーバーしてしまうことがあるので、若いうちから減塩に気を付けたいものです。
塩分を控えるために他の調味料で味付けすることも多いですが、代替調味料の中にも塩分が含まれていることが多いので要注意です。
中でも顆粒の和風だし、中華だし、固形のコンソメなど洋風だしには多くの塩分が含まれています。
これらの物足りなさを補うことに安易に塩を利用しないで、コショウ、唐辛子、わさびなどの香辛料を使うのも一つの方法です。
運動と血管年齢とは?
運動と血管年齢とは関わりが強く、血管年齢を下げるには有酸素運動が効果的です。
筋肉量の多い太ももの筋肉を鍛えられることからも、月並みですがウォーキングが最もよいとされています。
毎日30分程度の短時間でよいので、歩ける日には歩くようにしましょう。
天気の悪い日には足元の安全のため休むのも、ウォーキングを長続きさせるコツです。
屋内でできる簡単な運動、たとえばラジオ体操などで代替するのもよい方法だと思います。
これらの運動は月単位年単位で継続して、はじめて血管年齢を下げる効果が期待できます。
家族や友人と楽しみながら気長に続けるのがコツとなります。
生活習慣と血管年齢とは?
タバコと血管年齢とは切っても切れない関係があり、タバコは血管年齢を老化させてしまいます。
愛煙家には耳の痛い話ですが、「百害あって一利なし」のタバコ。
できることなら禁煙することをおすすめします。
お酒ですが「百薬の長」という言葉もあれば、「百害の長」という言葉もあるようです。
適度な飲酒はストレス発散となり心の安定につながりますが、過度な飲酒は肝臓に負担をかけ血管年齢を老化させます。
タバコと飲酒のほかにも、ストレスを発散できる趣味をいくつか持つよう心がけましょう。
また自分の身の回りのことは自分で行い、自立した生活を送ることが小まめに体を動かす結果となります。
ゴミ捨て、洗濯物の片付けなど、家族に任せきりの人はなるべく自分でやって、全身をこまめに動かす習慣をつけましょう。
血管年齢を下げるには?のまとめ
血管年齢を下げるには、若いころからの毎日の積み重ねが大切です。
近年は健康に対する意識も高まり、若い頃でも不摂生をしない人が増えているように思います。
食事、運動、生活習慣などは貯金のようなもので、少しずつ貯まっていってはたまに無理をして取り崩すの繰り返しなのかもしれません。
たまには多忙で生活が乱れることがあるかもしれませんが、落ち着いた頃に心を仕切り直してまた健康のための貯金を再開していけばよいと考えています。
自分の体をいたわってあげられるのは、自分自身しかいません。
どうか読者の皆様が自分に無理ない範囲で、血管年齢を下げられ健康な生活を送れるよう願っております。