汗腺トレーニングについて! 効果的なお風呂の入り方

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汗腺トレーニングという言葉を聞いたことがありますか?

もともと持っている汗腺の機能が十分に働くよう、お風呂を使ってトレーニングすることです。

汗腺トレーニングをすることで、汗のニオイを軽減させる効果もあります。

トレーニング方法を具体的に説明します。

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目次

エクリン腺という汗腺を鍛えます

汗が出る腺は2種類あって、エクリン腺とアポクリン腺という汗腺です。

このうち全身くまなく広がっているエクリン腺を鍛えます。

エクリン腺から出る汗は99%水分でできていて、ニオイはありません。

しかしエクリン腺の機能が低下していると、汗がベタベタしてきてニオイが出てきます。

汗腺トレーニングでは、エクリン腺を活性化させます。

眠っている汗腺が働くことにより、ベタベタにおう汗からサラサラ無臭の汗に戻ってきます。

どうやってエクリン腺を活性化させるのでしょうか?

手足高温浴を行います

汗腺トレーニングでエクリン腺を鍛えるために、お風呂を使って手足の高温浴を行います。

効果がでるまでに一定の期間がかかるため、春から始めましょう。

①お風呂に浅く(20~30cmくらい)熱めのお湯(43℃)を張ります。

②バスタブの中で四つん這いになり、手のひらは上向き、顔は下を向きます。

③熱めのお湯に上腕とひざ下が使っているのを確認します。

上腕とはひじから先、ひざ下はひざからかかと、足の先のことです。

④10~15分温めて、汗腺トレーニングを行います。

※浴槽に風呂用いすを置いて座り、手足の先を温める汗腺トレーニング法もあります。

体の末端である手足がしっかり温められることにより、眠っていた汗腺が働き出すようになります。

お湯につかっていない皮膚から、しっかり汗を出す効果があります。

手足高温浴では、交感神経が高まります。

ぬるいお湯を足して半身浴をします

浅く暑いお湯にぬるま湯を足して、ぬるいお湯(38℃)で半身浴をします。

こちらも10~15分を目安に行います。

ぬるま湯につかって全身がリラックスし、副交感神経が高まります。

自律神経のバランスをととのえる効果もあります。

生活上でも工夫できること

汗腺トレーニングの補助として、生活上でも工夫できることをご紹介します。

発汗性のある食べ物を食べる

唐辛子、にんにく、カレー粉などの刺激物には、発汗作用があります。

体の中から温まり、汗をかきやすい体質になります。

手足高温浴と同じく交感神経を高めるので、食べ過ぎには注意しましょう。

有酸素運動をする

ウォーキング、エアロビ、水泳、ジョギングなどの有酸素運動を、日常生活に取り入れましょう。

よい汗をかくことによって、ニオイの元になる物質が体内に再吸収されやすい体質になります。

ベトベトにおう汗がサラサラ無臭の汗に戻るには、適度な運動が効果を発揮します。

エアコンで冷やし過ぎない

エアコンで部屋や体を冷やし過ぎると、エクリン腺のはたらきが低下してきます。

汗腺トレーニングの効果を持続させるためにも、エアコンの温度は可能ならクールビズの28℃、最低でも26℃までに控えましょう。

汗腺トレーニングについて! 効果的なお風呂の入り方のまとめ

汗腺トレーニングのやり方ですが、浅く貼った熱めのお湯に、両手と両足のひじ、ひざから先をつけて温めます。

エクリン腺のはたらきが低下すると、ベトベトにおいのある「悪い汗」がでるようになります。

手足を温め、運動や食事で汗をかくと、しだいにサラサラとにおいのない「良い汗」がでるようになります。

エアコンの使い過ぎはエクリン腺のはたらきを低下させてしまうので、適度な使用を心がけましょう。

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