ズキンズキンとした痛みが辛い偏頭痛ですが、多くの人が感じる症状で、日常的に偏頭痛の痛みを感じている人も少なくありません。
それだけに治し方も人それぞれのようですが、薬を飲んでやり過ごす、という人が多いのではないでしょうか。
しかし、うっかり薬を忘れてしまったり、できれば薬に頼りたくないという人もいると思います。
そんな時、手軽に試せて、即効性もある偏頭痛に効くツボをご紹介します。
偏頭痛に即効性のあるツボ
百会
頭の頂上に位置し、両耳の上端から真上に向けて結んだ線上にあり人によっては少しくぼんでいたり、押すとツーンと響くことがあります。
名前が示す通り、「百の経路が出会う」ツボで、頭痛だけでなく、不眠症やめまい、肩こり、抜け毛など、体全身に様々な健康効果が期待できます。
風池
左右の耳の後ろにある骨の出ている部分から、それぞれ2~3センチ首側に入ったところで、うなじのへこんだ部分にあります。
頭部の血流を改善し、眼精疲労にも効果的です。
両手の親指を当て、持ち上げるようにゆっくり力を入れます。
太陽
眉毛の外側とこめかみの間にあるツボで、ここを刺激することで血流が良くなり、眼精疲労にも効果があります。
合谷
手の親指と人差し指の付け根の間にあり、頭の血流を促します。
合谷だけでなく、手には頭痛に効くツボが他にもあります。
外関
手の甲の一番下から指3本分下にあるツボです。
水分代謝に深く関わり、頭痛だけでなく、動悸や息切れ、めまいにも効果があります。
ツボを押す時のコツ
ツボ押しはただ強く押せば良いというわけではありません。
ツボ押しの効果を上げるには、次のことを意識して押してみてください。
・ツボを押す時の力の入れ方:いきなり強く押すのではなく、ゆっくり力を入れていき、指を離すときもゆっくり離します。
・ツボを押す時の時間:押すのに3~5秒、一呼吸置いてから、また3~5秒かけて離します。
・ツボを押す時の呼吸:ツボを押す時はゆっくり息を吐きます。
息を吐くと筋肉がリラックスしやすく、ツボを押し時の圧力が効果的に伝わります。
・ツボ押しの回数:ツボを押すのは1日に1~3回で十分効果があると言われています。
ツボを押して効果があるのは、ツボが重要な神経や血管の上に位置し、漢方医学的には「気と血」のエネルギーの通り道である経路上や出入り口に位置しているからです。
ツボには自律神経を整えるものが多く、即効性があるのに、副作用はほとんどないのもツボ押しの良い点です。
いつでもどこでもすぐに行うことが出来ますので、やりやすく、自分で効果を感じるものをいくつか覚えておくと便利です。