ダイエットをしていると必ずと言っていいほど停滞期が訪れます。
この時期にどか食いするなんて、もってのほかと思われがちですが、意外なことに停滞期をくぐりぬけるきっかけになるというのです。
目次
停滞期が訪れる理由
ダイエットを続けていると、摂取カロリーが減るので体はエネルギーを作り出すために脂肪を燃やし対応します。
その結果、体重が落ちてくるわけですが、そうなると、人間の体は省エネモードにすることでこの「飢餓状態」をしのごうとします。
これは、体の防御反応のようなもので、その結果、停滞期が訪れるのです。
どか食いがいい理由
この状態の時にどか食いをすることで、体は飢餓状態が解除されたと勘違いします。
すると、省エネモードが解かれ、また体重が落ちやすくなります。
ダイエットや肉体改造をしている人の間では「チートデイ」とも呼ばれます。
チートとは騙す、という意味で、どか食いをすることで、「飢餓ではないから、安心して脂肪を使っていいよ」と体を騙すのです。
また、定期的にどか食いをすることでダイエットのストレスを緩和し、ダイエットを持続できる、という利点もあります。
ただし、きちんとカロリー計算をして、ダイエットを継続している人以外は、どか食いをしても効果がないと言われています。
また、体脂肪率が、高すぎる人も同様です。
どか食いで、停滞期を脱出できるのは、ある程度、ダイエットの結果を出し、体脂肪率が、男性で25%、女性で35%以下の人だと言われています。
どか食いの方法
ただし、これを行うには一定の決まりごとがあります。
体脂肪によって、どか食いの頻度は変わる
体脂肪25%(女性30%)…15日に一度
体脂肪15%(女性25%)…10日に一度
体脂肪10%(女性20%)…7日に一度
以上を目安に行ってください。
どか食いは1日だけ
いうまでもなく、どか食いは1日だけのものです。
食べる喜びを思い出し、翌日も食べたくなりますが、翌日はむしろ増やしすぎたカロリーを調整するくらいの気持ちで臨みましょう。
どか食いで許されるカロリーは決まっている
どか食いで食べる目安は、普段の食事の1.5倍~2倍、体重×40kcalを目安にしましょう。
カロリーは、なるべく炭水化物や糖質の量で増やすようにします。
食べ過ぎたら翌日に調整
もしも、どか食いの日に上記のカロリーを超える量を食べてしまった場合は、翌日、カロリーを調整します。
この時は、逆に炭水化物を減らすようにすると、ダイエットの効果が上がると言われています。
ダイエットの停滞期に行うどか食いは、きちんとカロリー制限を継続し、ダイエットの効果を出していることが前提となります。
停滞期は体の持つ防御反応でもあり、正常な反応とも言えるますが、どか食いの日を取り入れることで、停滞期を乗り越え、ダイエットを続けることができます。