ダイエットをするときに、食事制限だけではなく、運動も並行して行うことは健康のためにもとても良いことです。
ダイエット中に運動をする場合、どのようなタイミングで行うのが効果的なのでしょうか。
目次
タイミング1:朝ごはんの前
人の体は朝から日中にかけて交感神経が活発になり、活動に備えられるような状態になっています。
そのため、朝、運動をすると、脂肪の分解が進み、ダイエットの効果が上がりやすくなります。
また、人のカロリー消費に使われるエネルギーは、食事の糖質→脂肪→筋肉の順番になります。
食事の前に運動することで、食事からのエネルギーがない分、脂肪を効率よく燃焼することができます。
ただし、この時間運動すると、脱水や低血圧などを起こしやすく、低血糖になりやすい、というデメリットもあります。
また、起きたばかりの時間は筋肉がほぐれておらず、怪我をしやすいので、水分を取って軽く食べ物を口に入れてから運動するようにしましょう。
タイミング2:夕方16時
もう一つのお勧めの時間帯は夕方16時頃です。
この時間は1日の中でも、最も脂肪燃焼に効果的な時間で、体温が高い時間でもあります。
日中に体を動かしているので代謝も上がった状態で、もともと筋肉もほぐれているため、ケガの危険も低くなります。
さらに、夕方運動することで成長ホルモンの分泌が促進されます。
成長ホルモンには、脂肪細胞が燃焼しやすくなる働きや筋肉などの細胞修復を促進する働きがあり、代謝アップや筋肉量アップも期待できます。
ただし、あまり夜遅い時間に、激しい運動をするのは控えましょう。
激しい運動をすると、交感神経が活発になるので眠れなくなります。
タイミング3:食後
ダイエットには、筋肉量を増やし基礎代謝を上げることで、結果的に体重が落ちるという側面もあります。
食後に運動をすることで、食事で摂った栄養が筋肉にあてがわれ、筋肉量が増えます。
ダイエットもしたいが、筋肉もつけたい人は食後にするのも選択肢の一つです。
また、血糖値の急激な上昇を防ぎ、肥満の改善にも効果があると言われています。
ただし、食後すぐの運動は消化不良を起こす可能性があるため、食後できれば2時間くらい経ってから運動することをお勧めします。
このように、ダイエット中の運動は、いくつかおすすめのタイミングがあります。
何より、続けることが大切なので、自分のライフスタイルやダイエットの目的に合わせて、継続できる時間を選ぶことが大切です。