舌苔(ぜったい)とは、ピンク色のはずの舌の真ん中から白い苔が生えたようになってしまう舌の状態です。
体調が優れないとこにできることが多く、舌が白くなるほか黄色っぽい色になったり、時には黒っぽい色になることもあります。
舌苔がついていると自分でも不快な気分になるほか、口臭の原因にもなります。
舌苔の簡単な除去方法についてお話します。
目次
舌苔を歯ブラシでこするとどうなる?
舌苔に気づくのは歯を磨いて鏡を見ている時かもしれません。
歯ブラシで歯のついでに舌の白い舌苔をこすっている人はいませんか?
筆者も高校生のときに舌に舌苔を見つけ、どうしたらいいのかわからず歯ブラシでこすって落とそうとしていました。
でも歯ブラシで舌苔をこするのはNGなんです。
舌は粘膜に覆われていて大切な血管もたくさん詰まっています。
歯を磨くための歯ブラシでは刺激が強すぎます。
舌の表面に細かな傷をつけてしまうため、舌苔を歯ブラシでこするのはやめましょう。
舌苔を浮かせて取る舌に負担のかからない除去方法を紹介します。
重曹を使った舌苔の簡単な除去法
普通に歯磨きをしたあと、食用の重曹を用意します。
※口に入れるため掃除用の重曹は使用しないでください。
小ぶりのコップ半分に重曹小さじ2分の1杯入れて溶かします。
重曹水を口に含み、洗口液(デンタルリンス)と同じようにくちゅくちゅとうがいをします。
重曹は弱いアルカリ性なので、口の中の汚れを取ってくれます。
重曹での洗口うがいを続けると、数日で舌苔への効果が表れてくるでしょう。
1日2~3回行うことをおすすめします。
もうひとつ舌苔の簡単な除去法をお伝えします。
はちみつを使った舌苔の簡単な除去法
はちみつを小さなスプーンに1杯すくい、舌の上に乗せます。
そのまま飲み込まないようにして、はちみつを軽くなめていてください。
はちみつに含まれるプロアテーゼという酵素が、舌苔に効きます。
タンパク質を分解する働きのある酵素なので、舌の表面についた舌苔を浮き上がらせて取れやすくしてくれます。
はちみつで舌苔をやわらかくしたあと、重曹うがいをするとよいでしょう。
はちみつは甘くて美味しいので、苦痛なく舌苔をとることができておすすめです。
なめ終わったはちみつは、ティッシュにくるんで捨てましょう。
舌苔の除去方法!重曹とはちみつを使った簡単な除去方法のまとめ
舌の表面に白や黄色の舌苔ができてしまった時は、手持ちの歯ブラシでゴシゴシとこするのはやめましょう。
手近で安全な道具、重曹とはちみつで舌苔を除去できます。
はちみつを小さなスプーン1杯ほど飲み込まないようにしてなめ、そのあとコップの水に少し重曹を溶かした重曹うがいで口の中をきれいに保ちましょう。
舌苔ができるのは疲れがたまったり胃の調子が悪いなど体調不良が原因のこともあります。
睡眠を十分とるなど体力をつけることも舌苔の予防に欠かせません。
唾液不足で舌苔が増えることもあるので、ガムをかんで唾液を分泌させるのもひとつの方法です。