日焼け止めのSPF値は、日焼け止め効果の程度を判断する材料になります。
SPFの数値によって塗り直す時間はどのように変わってくるのでしょうか。
SPF30を例に考えてみます。
SPFとは?
SPFとは日に当たり始めてから皮膚が赤くなり始めるまでの時間を表し、日本人ならSPF1につき平均が約20分と言われています。
ただし、日焼けのしやすさには個人差があります。
20×○(SPF値)=日焼けが始まるまでの時間、という単純な計算ではなくて、SPF30の日焼け止めを使うと、何も塗らない時に日焼けをし始める時間の30倍遅らせることができる、という意味で使います。
正しい塗り方
日焼け止めは、つける量やつけ方によっても効果が変わります。
日焼け止めがSPFに表される数字通りの効果を発揮するにはかなり多くの量を塗らなければなりません。
例えば顔であれば、乳液状の日焼け止めで500円玉大の量が必要と言われています。
塗るときには刷り込むのではなく、優しく伸ばすようにムラなく塗ります。
また、日焼け止めは一度塗っても汗で流れたり、手やタオルに触れることで落ちてしまいます。
日焼け止めの効果を持続するには少なくとも2~3時間おきに塗り直す必要があります。
塗りなおし時間とSPF値の関係
日焼け止めのSPF数値は日焼け止めの効果の度合いを示しますが、SPF値がいくつであろうと、日焼け止めは2~3時間ごとに塗り直す必要があります。
SPFの数値が高ければ、日焼け止め効果の持続時間は長くなりますが、だからと言って、SPF30なら、SPF20の物より塗りなおす時間の間隔が伸びるというわけではありません。
また、SPFの数値は高くなるほど、肌への刺激の強い成分が多く含まれています。
日常的に使うのであれば、SPF20~30で十分な効果があると言われています。
数値の低いものをこまめに塗りなおしたほうが肌への負担が軽く、紫外線を防ぐ効果もきちんと得られます。
SPF50のように高い数値のものを使う時には、使用後にクレンジング剤をつかって日焼け止めが肌に残らないよう、しっかり落とすことが大切です。
まとめますと、日焼け止めのSPF値は日焼け止め効果の持続時間の目安になります。
しかし、SPFがどんな数値であっても日焼け止めは2~3時間おきに塗り直すことが推奨されています。
あまりSPF値の高いものを日常的につかう必要はなく、それよりも肌への負担を考えると、正しい塗り方でこまめに塗りなおしながら使うことをおすすめします