昔からコーラの飲み過ぎは体に良くないと言われています。
子供の頃には、親から「飲み過ぎはやめなさい」と言われた方も多いのではないでしょうか?
糖分が多いコーラは糖尿病の原因になってしまうとも言われますが、コーラの飲み過ぎが原因で、本当に糖尿病になってしまうのでしょうか?
そこで今回は、「コーラの飲み過ぎで糖尿病を発症するのか?」や、コーラの飲み過ぎで発症する可能性の病気などについて紹介します。
コーラに含まれる糖分
コーラは糖分が多すぎると言われますが、一体どの程度糖分が含まれているかご存じですが?
350mlのコーラに含まれる砂糖の量は角砂糖10個分、約35gも含まれています。
WHOでは、人が1日に摂取する糖分量は摂取エネルギーの5%未満にするようにと発表しています。
1日の摂取エネルギー量基準は、男性で1,400~2,000Kcal、女性で1,200~1,800Kcalと言われています。
その内の5%未満な糖分量なので、90~100Kcalが糖分の1日の摂取量という事になります。
角砂糖1個が5gで19Kcalありますので、1日の摂取は角砂糖5個程度が良いとされます。
という事は、コーラ350mlに35gの砂糖なので、1缶飲み切ると1日の摂取量の7倍ほどの糖分を摂取する事になるのです。
コーラと糖尿病
これだけの糖分を含むため、コーラの飲み過ぎが糖尿病の原因と言ってもおかしくないでしょう。
糖尿病には、一型糖尿病、二型糖尿病、妊娠糖尿病の3つがあります。
中でも二型糖尿病は、コーラの飲み過ぎのように糖分の過剰摂取や、食生活が原因となって血糖値が上昇する事によって発症する糖尿病です。
ただし糖尿病は、食生活だけではなく、遺伝子因子によっても発症に違いがあるので、糖尿病の遺伝子因子を持ち、コーラの飲み過ぎなど糖質の過剰摂取によってより発症しやすい方もいるということです。
コーラは飲んではいけないのか?
これだけの糖分を含んでいると言う事は、コーラの摂取量は意識した方が良いでしょう。
アメリカの心臓協会では、清涼飲料水でのカロリー摂取は450Kcalまでが良いとされていますので、1週間に1リットル程度が良いとされています。
ちなみにカロリーオフやカフェインオフのコーラも発売されていますが、このようなゼロコーラには人工甘味料が多く使われており、糖分量としては少ないですが、体にはあまり良くない成分が含まれているため、ゼロコーラであっても過剰摂取は良くないでしょう。
まとめ
このようにコーラの飲み過ぎが原因で、糖尿病が発症する可能性も高くなるでしょう。
コーラの飲み過ぎによる糖分の過剰摂取は糖尿病だけではなく、骨粗しょう症などを発症させる可能性もあり、コーラ中毒と呼ばれる糖質依存症やカフェイン依存性などにもなる可能性もあります。
しかし、適量も守れば何の問題もありませんので、摂取量に気をつけてコーラを楽しみましょう。