日頃からジョギングなどを行っていて、妊娠した時には大好きな運動が出来なくてイライラしたという方も中にはいるようです。
特に、妊娠初期(15週目頃まで)は流産しやすい時期な上に、赤ちゃんはデリケートなので、ジョギングで負担が掛かるからと旦那さんに止められ諦めているという方もいるようです。
ただ、流産の原因のほとんどは赤ちゃんの染色体異常によるものらしいので、運動時に転倒をしたり、負担が掛かり過ぎたといったことがない限り、運動と流産は無関係だとも言います。
それならと、ジョギングを強行して、夫と不仲になってはいけませんから、妊娠初期の最適な運動と妊娠中にジョギングをしたい場合はどうすればいいかお伝えします。
妊娠初期にジョギングはやってもいい?
助産師さんやお医者さんの中には妊娠初期でもジョギングを行ってもいいという方もいます。
やってはいけないという方は、「ジョギングは赤ちゃんがいる下腹部に負担が掛かる」「転倒する危険」を上げています。
基本的に、妊娠中の運動は安産にも繋がるので推奨されていますが、ジョギングは体重50kgの方が5キロ走った場合、消費カロリーが250kgにもなるという少々、負担が大きな運動です。
そのため、妊娠後に安産のためにジョギングを始めるというよりは、妊娠前からジョギングを習慣にしていた方がリフレッシュのために行うのが一番よさそうです。
ただ、安定期に入る前までは用心のためにスピードをダウンさせて走るスロージョギングなどを行うのがいいでしょう。
妊娠初期におススメの運動とは?
・ゆっくりとした動きであること。
・下腹部や体にあまり負担が掛からないこと。
この2点を重視して、運動を選びましょう。
おススメなのは、「ウォーキング」「マタニティヨガ」「フラダンス」といったもので、どれもゆったりとした動きが特徴です。
ヨガには色々な種類があり、普通のヨガの場合、妊婦の負担になるポーズが含まれている可能性があるので、マタニティヨガをおススメします。
やってはいけない運動は、「下腹部に負担が掛かり過ぎる」「短距離走やバドミントンなど体に負担が掛かり過ぎる」「激しい筋トレ」といったもので、サイクリングも下腹部に負担が掛かりやすいので、控えたほうが無難とされています。
まとめ
ここでは一般的に推奨されている運動について取り上げましたが、運動をしてもいいか、どのような運動がいいかはその時の妊婦の状態にもよるので、掛かりつけの産科医に尋ねるのが一番、安全でしょう。
運動中に、体調不良や下腹部の張りを感じたら、休養を取りましょう。
妊娠中の適度な運動は安産のためにもリフレッシュのためにも必要ですが、疲れやすい時期でもあるので、やり過ぎは禁物です。