朝、目が覚めて立ち上がると、かかとが痛い経験をしたことはありませんか?
かかとが痛いと、体重がかかるたびに痛みに襲われるため、ちょっと移動するだけでも支障が出てきてしまいます。
つらいかかとの痛み、それは足底筋膜炎の可能性があります。
足底筋膜炎ってどんな症状?
私たちの足の裏には、かかとから足の指先にかけて足の裏全体を守っている足底筋膜という腱が伸びています。
この足底筋膜は自分の体重を支え、走ったり跳んだりする際に足の裏にかかるショックを吸収してくれる役割があります。
しかし人の体重は数十キロあるため、どんなショックでも吸収できるというわけではありません。
足底筋膜炎とは、運動のし過ぎや体重の増加などが原因となり、足底筋膜に強い負担がかかることで傷がつき、炎症を起こすことをいいます。
朝、目覚めて立ち上がる際に痛みに気がつく人も多いといいますが、朝起きたときに、普段から体重をかけている足の裏やかかとが痛いと、外出や少しの移動も大変になってしまいます。
足をいたわり、無理をしないことが肝心
もしも朝、目覚めてから足底筋膜炎になったと気づいたら、できるだけ安静にして、足に負担をかけないように過ごしましょう。
足底筋膜炎は足に負担をかけず、安静に過ごしていれば自然と治っていきます。
しかし足の裏やかかとが痛いのを無視して足に負担をかけてしまうと、症状が悪化して治りが遅くなる原因になるので、無理をしないことが肝心です。
スポーツや運動をやっている人も、足底筋膜炎になってしまった場合は運動を控えましょう。
練習内容や頻度が原因で足の負担につながっている可能性があるので、練習量や回数を見直してみることで再発を防ぐことができます。
またインソールを使用することで体のバランスを整え、負荷を軽減することもできるので、取り入れてみてもいいかもしれません。
まとめ
足底筋膜炎は加齢とともにあらわれやすい症状といわれています。
また体全体のバランスが悪いと、一方の足に負担がかかりやすいため、それが原因となり足底筋膜炎になる人もいるようです。
足底筋膜炎になってしまった人は、再発防止のためにもその原因を確かめる必要があります。
普段から足に負担がかかり過ぎていないかを確認し、生活習慣を見直してみましょう。
運動をする前や、普段の生活の中で足の裏に負担をかけたり、かかとが痛いときには、ストレッチなどを行ない筋肉をほぐしてあげることも大切です。
ストレッチが習慣づけられないという方は、夜寝る前や朝起きたときなど、生活の中の分かりやすいタイミングで規則的に行なうようにしましょう。
普段の生活から筋肉をいたわってあげることで、足底筋膜炎だけでなく、急な運動による筋肉痛や肉離れなどを未然に防ぐこともできます。