皆さんは「蓄膿症」という病気をご存知でしょうか?
「蓄膿症」は鼻の奥に膿が溜まっている状態のことを指します。
薬などを飲んでも簡単に治癒する病ではないため、長く付き合っていかなくてはならない病気として知られています。
当然ながら最適なのは専門医である耳鼻咽喉科を受診することですが、症状を少しでも軽くするために「鼻うがい」が注目されています。
そこで今回は「蓄膿症に効果的な鼻うがいのやり方」について以下にご紹介したいと思います。
蓄膿症とは?発症してしまう原因とは!?
そもそも蓄膿症とは、冒頭でもお伝えした通り「鼻の奥に膿が溜まってしまう症状」を言います。
「副鼻腔(ふくびこう)」と呼ばれる鼻の内部に膿が溜まってしまうことにより、鼻づまりが発症し呼吸時に空気が吸いづらいなどの弊害が起きてしまいます。
風邪などの鼻水との見分け方は、鼻水の色や形状です。
風邪で出る鼻水は無色透明でサラサラとしていることが多いですが、蓄膿症の鼻水は濁った黄色で粘り気が強いという特徴があります。
蓄膿症になってしまう原因は諸説ありますが、風邪などで鼻の奥の副鼻腔が炎症を起こしやすい場合に発症しやすいと言われています。
蓄膿症に効果的な鼻うがいの方法にやり方について
重度の蓄膿症になってしまうと鼻呼吸が難しくなり、口呼吸せざるを得ない状況になってしまって喉が乾燥してしまいます。
少しでも鼻の通りを良くするために、今注目されているのが「鼻うがい」です。
「鼻うがい」とはその名の通り「鼻の中」をうがいすることを言います。
具体的な方法を以下にご紹介致します。
ぬるま湯と適量の食塩を混ぜ合わせて食塩水を作り、これを片方の鼻の穴から流し込みます。
ここでご注意頂きたいのは鼻から挿入した食塩水を飲み込んでしまわぬよう、喉を開かずに吸い込むことです。
また、勢いよく流し込まずにゆっくりと行うのもポイントです。
最後にそっと鼻をかむと、これまで溜まっていた鼻水がスッキリと排出されますよ。
鼻うがいに適した食塩の量は、2リットルの水に対して10グラム程度の食塩が望ましいとされています。
ただしこの鼻うがいによって蓄膿症が完治するという訳ではなく、あくまでも鼻づまりの症状が緩和される対処法である点にご注意くださいね。
まとめ
◯ 「蓄膿症」とは鼻の奥にある副鼻腔という部位に膿が溜まってしまう症状である
○ 蓄膿症の原因としては「鼻の中の炎症」が挙げられる
○ 鼻うがいをすることで蓄膿症自体が完治するわけではないが、一時的に鼻の通りを良くすることができる
いかがでしたでしょうか?今回は蓄膿症と鼻うがいの方法についてご紹介しました。
鼻の通りを良くするためには効果的な「鼻うがい」。
蓄膿症の方のみではなく風邪や花粉症で鼻が詰まりがちだという方にも是非実践頂ければと思います。