お彼岸となれば、スーパーやコンビニに並ぶ日本の伝統的な季節の食べもので、ご飯やもち米でつくられたおにぎりをあんこで包み込んだ…あれ!あれです!
最近はご家庭でも作られることが少なくありません。
あなたは「おはぎ」と呼びますか?それとも「ぼた餅」?一体どちらでしょうか?
何が違うの?
地域によっても呼び方が異なるそうですが、漢字で書けばお萩、牡丹餅とそれぞれ書くそうです。
おはぎ(お萩)は、一説によれば、小豆の粒を萩の花に見立ててつくられたものだそうです。
ぼた餅(牡丹餅)は、あんこを牡丹の花に見立てて作られたそうです。
厳密にいえば、春彼岸の時にはぼた餅として、秋彼岸の時にはおはぎと区別したほうがいいのかもしれません。
お彼岸時期に食べる理由
小豆には、小豆の持つ独特の赤褐色に災いや災難などが降りかからないようにというおまじないのような意味も込められているそうで、お彼岸の時期に帰省した家族などと、ご先祖様に感謝しながら食事をすることで家内安全などを祈るという風習なのでしょう。
最近のトレンド
ちなみに、最近では老舗のお菓子屋さんや自家製など、製法にこだわるおはぎやぼたもちが注目されています。
中でも、食べやすさを追求して、甘すぎないあんこでつくられたものが人気です。
一般的に出回っているものはあんこが甘すぎて食べてもせいぜい1個というのが多いのですが、食べやすいあんことは、製造過程で塩を入れ甘さを控えます。
こうする事で、くどくなく食べやすい、あっさりしたあんこのおはぎ、ぼた餅ができます。
塩加減は少しずつがポイントです。
一気に入れると辛すぎて大変なことになります。甘すぎるあんこが苦手という方は一度お試しを。