日本の国民的メニューと言ってもいいカレーは、市販のカレールーを使って作る人が多いと思いますが、今ひとつコクが足りない、という時がありますよね。
そんな時、カレーのコクを深め、さらに美味しくする隠し味や、作り方のポイントをご紹介します。
カレーを美味しくする隠し味
カレーにコクを出し、美味しくする隠し味ですが、よく聞くものから、大丈夫?と言いたくなる意外なものまで数多くあります。
まずは、定番と言っても良い隠し味からご紹介します。
・ソース
ソースには、多くの香辛料が入っており、野菜や果物の旨みが詰め込まれています。
・醤油、味噌
どちらも麹を使った発酵食品ですが、その作用でカレーの旨みがアップします。
・にんにく
カレーのスパイスを引き立たせ、全体の風味が良くなります。
・りんごとはちみつ
カレーのスパイスに甘みは良く合います。
りんごは加熱することでより甘みが出てカレーをマイルドにします。
なちみつは早い段階で入れてしまうととろみがつきにくくなるため、出来上がったところで入れるようにしてください。
続いて、ちょっと意外なものです。
・インスタントコーヒー
コーヒーの苦味がカレーに奥深い味わいを与えてくれます。
同様の理由でチョコレートもオススメです。
・ヨーグルト、ホエイ
ヨーグルトの酸味がコレーをまろやかにして爽やかな風味にしてくれます。
最近は水切りヨーグルトが流行っていますが、その際に出たホエイ(乳清)と呼ばれる水分も、カレーに使うと味が良くなり、有効活用にもなります。
・カルピス
カルピスの濃厚な甘みはカレーのスパイスと相性が良く、乳酸菌の力で、味に奥行きが出ます。
どれも身近なものですので、一度試してみてください。
作り方のポイント
美味しいカレーを作るのに、どうしても特別な隠し味を入れなければならないわけではありません。
美味しく作るポイントを2つご紹介します。
ポイント1:箱に書いてある作り方に従って作る
市販のカレールウを使う場合、箱の裏につくり方が書いてありますが、それを見ながら作り人はどれくらいいるでしょうか。
美味しいカレーを作るには、水の量や火加減が重要になってきますが、どちらもそれまでの経験や感覚から、自分なりのやり方で作っている人が多く、カレーが失敗する原因となっています。
特に、ルーを入れるときは一旦日火を止め、よく溶かした後にさらに5分間加熱すると滑らかで美味しいカレーになります。
ポイント2:出来上がってから、一旦休ませる
カレーに限らず、煮込み系の料理をおいしくするもう一つの調味料は「時間」です。
できてから、時間を置くことで具材同士の味が馴染み、ソースに具材の旨み成分がしみ出します。
ただし、室温に放置すると腐敗しやすいため、冷蔵庫で保存するようにしてください。
みんなが大好きなカレーは、ポピュラーな食べ物なだけに、それぞれの家庭でこだわりの隠し味や作り方があったりします。
何を入れても大抵美味しくなるのが、カレーの懐の広いところですが、自分なりの究極のカレーを作るために、ぜひいろいろ試してみてください。