衣類をきれいにするはずの洗濯ですが、洗濯槽が汚れていたのでは元も子もありませんね。
洗濯槽の汚れは、カビの発生や嫌な臭いの原因になります。
今回は洗濯槽の掃除に、ナチュラルクリーニングの定番、重曹とクエン酸を使う方法をご紹介します。
洗濯槽の汚れの正体
洗濯槽につく汚れの正体は、次の4つです。
・ 皮脂などの油汚れ
・ 垢などのタンパク質汚れ
・ 石鹸カスや水垢
・ カビ
1・2については私たちの体に付着した汚れが衣類を介して洗濯槽に付着し、3については洗剤や水道水を使うことで蓄積されます。
4は、1・2・3を餌に常に湿度が高く風通しの悪い洗濯槽内の環境から発生します。
重曹を使った洗濯槽の掃除
お掃除に使う定番アイテム、重曹は、弱アルカリ性で皮脂による油汚れやタンパク質汚れを落とすのに向いています。
重曹を使った洗濯槽の掃除の仕方は次の通りです。
・ 洗濯槽に水を最大水位まで入れる
・ そこにカップ1杯の重曹を入れ5分間洗濯機を回す
・ そのまま一晩放置する
・ その後洗濯機をもう一度回し、2~3回すすぐ
最初に洗濯機を回す時、洗濯機に「毛布・布団コース」があればこちらを選択します。
そうすると洗濯槽の内側と外側の間に水流が派生し汚れが落ちやすくなるそうです。
一度できれいにならない場合は同じ作業を何度か繰り返しましょう。
クエン酸と重曹を使った洗濯槽の掃除
クエン酸が得意とするのは石鹸カスや水の中のカルシウムが固まってできた水垢による汚れです。
クエン酸は単体で使うのではなく、重曹と合わせて使います。
クエン酸だけだと石鹸カス同士が結合し酸性石鹸という汚れができることがあるからです。
では、クエン酸と重曹を使った洗濯槽の掃除方法をご紹介します。
・ 洗濯槽に水を最大水位まで入れ、重曹300グラムとクエン酸100グラムを入れます。
・ 5~7分ほど洗濯槽を回します。
・ その後一晩放置し、汚れが浮いている場合などは洗濯ネットで汚れをすくい取りその後普通に洗濯機を回します。
市販の洗濯クリーナーを使うより、経済的で安心な重曹とクエン酸を使った洗濯槽のお掃除方法をご紹介しました。
洗濯槽の目に見える汚れはほとんどが黒カビです。
カビの繁殖を抑えるためにも、洗濯槽内の掃除は月に1度を目安に行いましょう。
また、使い終わった後の洗濯機のふたは閉めずに開けておき、表面の水滴を拭き取るだけでもカビの発生を防ぐ効果があります。
普段からなるべく洗濯槽に湿気がこもらないように心がけましょう。