欧米では夫婦同室で寝るのが当たり前で、日本でも円満夫婦の8割が一緒の寝室で寝ている一方、夫婦仲がうまくいっていない夫婦は4割程度しか同じ寝室で寝ていないというデータがあります。
しかし、夫婦仲がうまくいっていても寝室を別々にしている家庭も多く、一概には言えません。
そこで、夫婦が寝室を別々にするメリットとデメリットを考えてみました。
目次
夫婦が寝室を別々にする理由
夫婦が寝室を別にする理由の一つは子供です。
子供が小さいうちは授乳や夜泣きなど、夜中に起こされることはしょっちゅうです。
妻は子供と一緒に寝ますが、その度に起こされていたのではたまらないと、出産を機に夫の方は別の部屋に寝るというのはよく聞く話です。
また、夫と妻の生活の時間帯がずれていたり、自分の時間を大切にしたいというのも寝室を別にする理由になります。
その他、歯ぎしりやいびきなど寝ている時に出す音がうるさいがために一緒に寝たくないという理由もあります。
寝室を別々にした場合のメリット
寝室を別々にした場合のメリットとしては次のようなものがあります。
しっかりと睡眠をとることができ、日中の仕事の効率が上がる。
寝不足の状態では仕事で結果を出すことが難しくなりますが、寝室を別にすることで途中で睡眠を遮られることもなく、体をしっかり休めることができます。
寝る前に自分の好きなことができ、自分の時間が充実する。
寝室が別のことで相手に遠慮せず自分の好きなことができます。
自分の時間が充実すれば、余計なストレスを溜め込まずにすみます。
寝室を別々にした場合のデメリット
ではデメリットはどうでしょうか。
夫婦のコミュニケーションが減る
お互いに仕事が忙しかったり、どちらかの帰りが遅いと、夫婦で会話する時間は少なくなりがちです。
これが寝室まで別々ならば、なおさらです。
その結果、お互いに必要なコミュニケーションまで取れなくなり、夫婦の亀裂が大きくなる可能性もあります。
夫婦でお互いの体の異変に気づきにくい
睡眠中のいびきや歯ぎしりなどは、精神的なストレスが原因であることが多く、気道が狭まって起きる睡眠時無呼吸は重大な疾患の要因となることがあります。
一緒に寝ていれば気づきやすいこのような症状も、寝室を別々にするとなかなか気づくことができなくなります。
夫婦の寝室を別々にした場合のメリットとデメリットを考えてみました。
寝室が別々というと仲が悪いように感じますが、必ずしもそうではありません。
それぞれの夫婦にあった方法を選択すれば、お互いに思いやりをもって過ごせるのではないでしょうか。