三振をなぜ”K”と呼ぶのか?理由解説


野球のルールブックなどで”K”と表記された用語があるのをご存知ですか?

いったいこれは何の事なのでしょうか?

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目次

”K”とは三振の事?そう呼ばれる理由とは

そもそも三振というのは何なのでしょうか?

三振とは野球やソフトボールにおいて、打者が投手からストライクを3つ取られることを言います(曽於時の記録)。

では、三振がなぜ”K”と呼ばれているのかですが、これには諸説あります。

一番単純で分かりやすい理由は言葉の音から取られた文字であるというものでしょう。

スポーツライターのヘンリー・チャドウィック(コア記入法式を創案した人物)が考案がなされたものにある、「struck」の末尾の「K」を採ったとする説がまず挙げられています。

他に知られている理由ならば、三振の時に審判がコールする「struck out!(ストラック アウト!)」という声の中で、「K」の音が最も耳につく音だからというものも有名な話です。

理由のほとんどはルールブック作成の中から出来た?

まず最初にKという表記が使われたのは、1960年代初めにニューヨークでスコアリングシステムの仕事で、三振を表したのが始まりだといわれています。

最初に、使えそうな言葉などを考えた際に候補に挙がった言葉の頭文字が「S」でしたが、その言葉の意味が「Sacrifice(犠打)」と重複する為そのまま表記して意味することが出来なかったのもあったそうです。

他にも「kill」のKを採ったとする説も存在し、日本語で「1死」などという様に「アウト=死」を意味していたと思われ、「三振をする」と「打者は死ぬ」という理解がなされていたようです。

つまり「投手は打者を殺した」というところから来たようなのです。

(「殺す」=「kill」(「殺した」=「killed」)

先ほどの様に試合内容について記載した内容ではないものもあります。

ルールブックの編集時に演習者がアウトにする方法を適当に箇条書きした上で、アルファベットを一文字ずつ振っていたところに「K」が振られた為にそう呼ばれるようになったというのです。

ただし、現在の公認野球規則において、三振になった打者がアウトになる事を規定しているのは、打者がアウトになる場合を列挙している6,05のうち(b)(c)(j)であるそうです。

またKが”3画”のためといった説もあります。

どういうことかというと、「K」は3画なので、Strike Threeを表すのに都合がよいために選ばれたといいます(日本で書かれている「正」の字で数を数えると同じような感覚です)。

しかし、最も有力な説は「Knock out」のKを採ったとする説です。

「Strike out」の頭文字の「S」や「SO」をそのまま表記してしまうと、「Sacrifice(犠打)」や「Steal(盗塁)」「Steal Out(盗塁死=盗塁失敗)」と重複するためだといわれています。

これだけ諸説はありますが、三振の「K」は今も明確になっていません。

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