シーサーというと沖縄のイメージが強いかもしれませんが、最近の風水ブームに乗り、運気アップのために玄関などに置く人が増えているようです。
そこで、より良い運気が入ってくるように、シーサーを置く場合の正しい置き場所や、置き方をまとめてみました。
目次
シーサーの由来
1689年、火事が続いていた沖縄で、ある風水氏に助言を求めた際、獅子の像を作り設置するように言われその通りにしたところ、火事がおさまったことから、シーサーが火事や厄を避ける目的で設置されるようになったと言われています。
なお、この時のシーサーは今も残っており、見ることができます。
また、この時のシーサーは1体のみの設置出したが、現在は2体1対で置かれることが多いようです。
シーサーの正しい置き場所
風水では鬼門にシーサーを置くことで結界を作り、家を悪い気から守ってくれると考えますので、鬼門である「北東」か、裏鬼門の「南西」、または火の難を逃れるとされる「南」の方角にシーサーを置くのが良いと言われています。
しかし、沖縄でも実際にこの方角に合わせて置いている人はそれほど多くなく、単純に人や物が入ってくる玄関や、門の上などに置く人が多いようです。
もちろん、玄関においても厄除けの効果はあり、ベランダなどに置くのも良いそうです。
シーサーの正しい置き方
1対のシーサーは口を開けている方が雄で陽を表し、口を閉じている方が雌で陰を表すとされています。
陰と陽の2体が揃うことで結界ができるため、これを気の入り口である玄関を挟んだ両脇に置きます。
この時に注意する点は2点です。
1.玄関を正面から見て右側に雄(口が開いている方)、左側に雌(口が閉じている方)を置く。
2.この時必ず、顔を外側に、お尻は玄関の内側に向ける。
時々、2体のシーサーをくっつけて置いているのを見かけます。
雄雌仲睦まじく、微笑ましい光景ですが、風水的にはあまり意味がなくなってしまうので、必ず、玄関の両脇に2体離しておくようにしましょう。
マンションなどであれば、玄関の外側でなくても、中に入ったところでも構いません。
同じように左右顔を外側に向け、離しておいてください。
また、もう一つ、注意しなければならないのはシーサーの顔が体から見て横を向いている時です。
この場合は上記のように置くと、お尻が玄関の外側を向いてしまい、風水的な効果が弱くなってしまいます。
この場合は雄と雌を逆に置き、お尻を内側に向けます。
すると、向かって右に雌、左に雄がきて、シーサーの顔は内側を向くことになります。
こうすれば、結界の力は強くなります。
せっかくのシーサーですので、置くのであれば正しく設置して、厄除けの効果を享受できるようにしましょう。