いつも気にかけている親のこと。でも具体的に何かできているわけではありません。
親孝行したいなと思いつつも、お金がないのも正直なところです。
お金をかけずに親孝行できる方法があったらいいのに。
お金がないけれど親孝行したい人に、具体的な方法をいくつかご紹介します。
親と別居の人は写真を送る
若い人同士はフェイスブックやラインで交流し、気軽に写真での交流を楽しんでいますよね。
親の世代ではインターネットの使い方を知らないため、ネットにアップした写真を親に見せることもないでしょう。
親たちの写真の楽しみ方は、まだまだ写真をプリントアウトして楽しむことが主流。
今さらプリントアウトなんて…と気恥ずかしい気持ちもありますが、写真を撮ってプリントアウト。
お金がないけれど親孝行したい人には、一番の贈り物です。
少し手間はかかりますが、写真のプリント代と100均の簡単な額を買うだけでも作れるので、ぜひ手間をかけてみましょう。
少しお金をかけて雑貨店で素敵なフォトフレームを買うのは気が利いていますよね。
写真で何を撮るかですが、スマホの自撮り機能で自分の近況写真を何枚か撮ってみるとよいでしょう。
旅行先や出張先など、出かけ先で話題になるものがあるとベストです。
お子さんがいる人は自宅でセルフタイマーを利用して撮るのがおすすめです。
自宅で普段着でもいいので、家族元気に過ごしている様子を親に伝えましょう。
顔写真はちょっと…という人で親と別居している人は、普段暮らしている近所の風景の写真でもいいのではないでしょうか。
親と同居の人は家事労働をする
親に育ててもらった恩返しに親孝行したい気持ちを込めて家事労働するのは、ストレートに感謝が伝わる方法です。
近年はむしろ親の方がお金に困っていないことが多く、物質的には恵まれています。
欲しいものはすでに自分で買ってしまっているので、こちらからはあげるものがないなんてこともしょっちゅうです。
子供の方から何か品物をあげなければ…と負担に思う必要もない時代でしょう。
モノにあふれる最近の世の中、形に残らないサービスが感謝されるようになりました。
家事労働というのは一見地味ですが、必ず毎日誰かがやらなければいけない尊い労働です。
食材の買出しで重い荷物を持ち、親に手料理をふるまい、食器や鍋をきれいに洗いゴミまで片付ける一環の家事労働は、日頃の感謝の気持ちが伝わり喜んでもらえるのではないでしょうか。
外で働いて収入を増やしてそのお金で何か買ったりするよりも、親孝行したい気持ちが伝わり親子の絆は確実に深まります。
親と同居していて家のことは親任せの人は、この機会に何か家の仕事を引き受けてみてください。
顔を見せに行く
親と別居している場合には、親に顔を見せに行くのが一番の親孝行なのではないでしょうか。
本当にお金がないなら、手ぶらで構いません。
手ぶらで気まずいなら、コンビニのお菓子でもよいでしょう。
親に顔を見せに行くだけで、親孝行したい自分と親との距離が縮まります。
親は今はまだ元気かもしれません。
でも高い確率で親の方が先に病気になり、耳も遠く、目もよく見えなくなってきます。
親自身まだそのことに気づいていないかもしれませんが、いつかそういう日がやってきます。
親のためというより自分自身がそうなってから後悔しないように、親が少しでも元気なうちになるべくたくさん会いに行ってあげましょう。
実家が遠くて交通費がかかってしまい、親に会いに行くお金がないという人もたくさんいると思います。
親にスマートフォンの使い方、スカイプの使い方を教えて、親といつでも連絡が取れるようにするのも立派な親孝行です。
スマホでスカイプができれば、会えなくてもすぐ近くにいてくれるような安心感が双方に芽生えます。
お盆やお正月に帰省したときに、親にスマホを持たせて使い方を教えてあげましょう。
お金がなくても親孝行したい人のまとめ
親に限らず、誰かに感謝の気持ちを伝えたいときに、物や商品を買って相手に与えるのは実は何よりも安易で安直な方法です。
お金の力を借りて、業者にすべて丸投げしているからです。
お金がないのに無理に、お金を使って親に親孝行する必要はありません。
大人にもなってこんな子供じみた方法で親は喜んでくれない…と思うかもしれません。
でも今の時代、誰もがお金にゆとりがなく、親たちもそのことをよく知っています。
贈り物の形はいま、レトロ化の方向に向かいつつあります。
ここにあげた例はほんの一部で、自分のオリジナルな親孝行の方法が何通りもあるはずです。
ぜひお金をかけずに親孝行するベストな方法を編み出していってください。