残業や仕事上の付き合いで、終電を逃してしまったことはありませんか?
タクシーで帰ろうと考えても、目的地までの料金が気になりますよね。
企業では、タクシーチケットを呼ばれるものを賢く使っているようです。
タクシーチケットのあれこれを調べてみました。
タクシーチケットの仕組みとは?
タクシーチケットとはどのような仕組みの物をいうのでしょうか。
タクシー会社やタクシー協会・クレジット会社などが出しているチケットのこと。
タクシーを利用した際に、現金の代わりにこのタクシーチケットで料金を支払います。
発行される所によって、枚数も20~30枚綴りがあり、大きさも名刺大から文庫本サイズなど様々です。
種類によっては個人でも使えますが、企業の接待用などに使われるのが一般的です。
支払い方法ですが、チケットを使う際には注意が必要で、チケットへ料金や乗車区間、利用者名などを記入しなければいけません。
利用したタクシー会社から、後日清算方式で利用料金が企業へ請求され、料金がタクシー会社へ支払われます。
現金を持たずにタクシーが利用できるので、大人数の移動や接待の場で役に立つシステムです。
タクシーチケットを使う際の注意事項
企業から接待用や、通勤手当の補助として社員に渡され使用されることが多いタクシーチケットですが、使用する際にはいくつかの注意事項があります。
・チケットによっては利用できないタクシー会社があるので、事前に調べておきましょう。
・無記名でチケットを使ってはいけません。
いつも利用するタクシー会社で、運転手が利用者の顔も名前も知っている場合は別ですが、無記名でチケットを渡してしまうと、チケット購入先の企業は分っているので、金額などを水増し請求されるなどのトラブルのもとになるからです。
・クレジットカード会社から発行されているチケットは、発行手数料が別にかかる場合があります。
・料金の利用限度などの制限事項が記載されているのでよく読みましょう。
・タクシーチケットは有価証券なので、偽造や複製、不正入手した利用などは、刑法で罰せられることになります。
・タクシークーポンとタクシーチケットとの使い方を混同しないようにしましょう。
まとめ
個人的に使うよりも、企業が接待する相手先や、早出や営業などでバスや電車が利用できないような社員が利用するタクシーチケット。
使い方は意外に簡単ですが、不正に使われることのないように取り扱いには十分な注意が必要です。
タクシーチケットは、企業から渡された小切手のようなものと理解すると良いでしょう。