ストレス社会の現代。
日頃の鬱憤を晴らそうと出掛けた飲み会で、少し度を超してしまい、周りから白い目で見られたことありませんか?
そんな時に使うぴったりの言葉がありますよ。
知っていますか?
なぜそう言うのか?
どう使うのか?
気になったので調べてみました。
羽目を外すとはどういう意味? 由来と語源は?
「羽目を外す」の意味は「調子に乗って度を過ごす」です。
「調子に乗って度を過ごす」なんだか凄い意味が付いていますね。
では「羽目を外す」の「羽目」とはどこから来たのでしょう。
元々の由来は馬を制するために口に噛ませる「馬銜」(はみ)が転じて「羽目」になったといわれます。
「馬銜」(はみ)は「はめ」とも呼ばれていたことからとも言われています。
この馬の口に噛ませる銜(くつわ)がなぜ、「羽目を外す」の語源になったかというと、馬の銜を外して馬を自由にしてやると、走り回り手が付けられなくなります。
そこから、調子に乗って度を超した行動に出ることを、「羽目を外す」というようになったと考えられています。
また、「羽目」の語源説には「羽目板」の略ではないかとの説もあります。
羽目板とは建造物等に使われる板張りの一種で、鳥の羽のように板を少しずつ重ねて貼られた壁のこと羽目と言い、貼られる板を羽目板と言います。
このことから羽目板を外すことを、調子に乗ったり、度を超す意味に転じるとは考えにくいとされました。
羽目を外すとは?使い方は?
「羽目を外す」と似たような意味合いを持つ言葉に「羽を伸ばす」や「はしゃぐ」「はじける」などがあります。
言葉を聞くだけで、楽しんで盛り上がっている様子が目に浮かびますね。
楽しみ過ぎて、度を超してしまう。
「羽目を外して騒ぎまくる」といった所でしょうか?
「夏休みに入った」「長い休みがもらえた!」時などに、周りからも言われる言葉ですよね。
「休みだからって羽目を外さないように」
忠告として、または注意を促す言葉として、使われることが多いように思います。
まとめ
銜を外したとたんに走り回る。
広い牧草地を自由に走り回る馬の姿が想像できます。
それだけ、銜とは馬にとって不自由ですぐにでも外してほしいものだったのでしょう。
あなたは息抜きをする場所や時間がありますか?
余りにも窮屈な生活を続け過ぎてストレスが溜まり、ちょっとした瞬間に気が緩み「羽目」を外してしまう。
浮かれ過ぎて羽目を外しすぎないように気を付けましょう。