自分の誕生花を知っていますか?
誕生石や星座などは占い分野では定石ですね。
誕生日に設定されている、お花のあれこれを調べてみました。
目次
誕生花 7月4日の花は?
7月4日の誕生花は、「ネジバナ」と呼ばれるお花です。
フラワーショップではなかなかお目にかかれないこのお花。
実は、日本全土の日当たりのよい野原に咲く多年草です。
芝生や湿地帯の明るい草原でよく見かけることが出来ます。
日本では道路わきに生えることもあるようです。
小さいながら凛とした立ち姿に、透き通るような色味の花を付けます。
別名は「モジズリ」
開花時期は種類によって違いがあり、3月~10月頃まで楽しむことが出来ます。
万葉集など古い歌集などにも歌われる可憐な花です。
属科はラン科ネジバナ属で、花の形がランの花によく似ています。
ネジバナはその名の通り、ねじるように螺旋状に花を咲かせます。
学名には「Spiranthes(らせんの花)」という意味の言葉が付いています。
英語では「Lady’s tresses(婦人の編んだ髪)」とも呼ばれています。
ネジバナの育て方と花言葉は?
日本に限らず、ネジバナは中国や東アジア地方でも見られる花です。
日当たりの良い開けた場所に、他の雑草や芝生などに混じって生えています。
花丈は10~40cmとあまり高くありません。
ネジバナの花言葉は「思慕(しぼ)」
花言葉は好きな相手を一途に思う気持ちを表しているといわれます。
花言葉の「思慕」は万葉集の歌(詠み人知らず)に歌われていたのを基にして付けられたのではとの説があります。
ネジバナは寂しがりの植物なので、単体で育てようとすると上手くいかないのは、花言葉通りの様です。
植木鉢や庭にほかの植物と一緒に植えた方が簡単に育ちます。
ですが株分けや種まきで増やすことが出来ます。
増やす場合でも、ネジバナだけで植え付けることのないように気を付けましょう。
水やりは1日1回。
低温や乾燥に気を付け、ウイルスに感染した株を見つけたら、すぐに処分して他の株への感染を防ぎます。
小さな花をつけるネジバナのねじれる方向は決まっておらず、左巻きも右巻きの物もあります。
花色は白とピンクがあり、ねじれ方が弱いものなど中には途中で方向転換してしまうものもあり、その種類は豊富です。
ねじり花のねじれ方は、朝顔などのつるが同一方向にねじれるのとは少し違うようです。
まとめ
寂しがり屋の花、ネジバナ。
万葉集にも歌われたネジバナ。
一途な思いを託した小さな花を咲かせます。
誕生花として贈るだけでなく、花言葉を知っているなら、思いを寄せた相手に贈るのも素敵ですね。