七回忌とは故人がなくなってから6年後の命日を指し、7年忌とも言います。
一般的に七回忌までは、親戚を招いて僧侶にお経を上げてもらいますが、それ以降の十三回忌や十七回忌の法要は遺族だけで行う事が多いようです。
七回忌に持参する不祝儀袋の水引は青白または黄白の結び切りとなり、表書きは「御仏前」とします。
七回忌に呼ばれた際の御仏前の金額の相場は以下の通りです。
七回忌に用意する御仏前の金額の相場
七回忌に限らず、法要では読経の後、会食することが多いので、持参する香典の金額はそれを加味して1人1万円~2万円が相場です。
会食がない場合は5千円~1万円となります。
前回の法要の金額を参考にする
七回忌に招かれたということは一周忌や三回忌にも招かれているケースがほとんどです。
その時にいくら持参したかを参考にすれば、それほど的はずれな額になることはありません。
家族で招かれた場合
前回の法要の時は独身であっても、その後家庭を持ったという場合、家族での参列をお願いされることもあるでしょう。
そのような時は、香典に加えて、食事代を1人につき5千円プラスして包みます。
小学校以上のお子さんの食事代については大人の半額、就学前の幼児については、食事代は考えなくても良いでしょう。
以上のことを考えて、家族全員の分を合算し、きりのいい金額に落ち着かせます。
例えば、夫婦2人と小学生の子供1人であれば、2万5千円というのもおかしいので、切り上げて御仏前に3万円を包むか、2万円の御仏前の他に、お供え物としてお菓子や果物を持参して、全体の金額を微調整しても構いません。
その際は「御供」と表書きに書いたのし紙を付けます。
お店で法要に持参することを伝えると適したのし紙を用意してくれます。
七周忌の服装は?
服装は、七回忌ですので喪服である必要はありません。
案内状に「平服で」の記載がある場合は、男性であれば濃いめのグレーや紺のスーツ、女性なら同様に地味な色のスーツかワンピースで良いでしょう。
ただ、「平服で」の記載がない場合は、黒い礼服が無難です。
このようなことに関しては、地域ごとで違いがあり、それまでの習慣などでも変わってくるため、一般的な常識は当てはまらないことも多々あります。
たとえ間違ったことをしていなくても、自分だけ周りの人と違う服装というのは、落ち着かないものです。
それとなく質問できるようなら、事前に確認することをお勧めします。
普段あまり機会のない法事ですが、大人になれば避けて通ることはできません。
最低限のルールを押さえた上で、わからないことは遠慮せずに親戚や僧侶に聞いてみましょう。
その上で、自分なりの決まりごとを作っていくと、そのあとスムーズに対応できます。