ある日突然、家庭のお金の流れが急に変わることってありますよね。
家計のピンチにもいろいろあるけれど、小学校で学費が払えないレベルのピンチにおちいる人もいることでしょう。
小学校は義務教育。教育を受ける権利と義務があります。
でも親が小学生の学費が払えないとどうなるのでしょう?
目次
公立小学校の入学金、授業料の学費は?
公立小学校の入学金と授業料の学費は無料です。
どんなに家計がピンチになっても、小学校中学校の義務教育の間は子供を公立学校に通わせることができます。
しかし入学金と授業料が無料でも、学校生活にはいろいろなお金がかかります。
たとえば小学校なら給食のある学校がほとんどですよね。
給食費が払えなくなるレベルのピンチになったらどうしたらいいのでしょうか。
給食費が払えなくなったら?
失業、病気、離婚、大幅な収入減など家庭生活の変化により、急に小学校の給食費が払えなくなる人もいるでしょう。
経済状況によっては行政からの支援を受けられます。
一人で悩まないで下記のように進めましょう。
・学校の担任の先生に事情を話して相談します。
滞納してしまった後より、滞納する可能性が出たら早めに話しておいた方が手続きがスムーズです。
・家庭の経済状況によっては、就学支援制度を受けられることがあります。
該当の場合は書類をもらい、学校または市役所等に提出し、手続きを進めます。
・審査が通ればお子さんの給食費を市町村など行政から出してもらえることになります。
生活保護法にある要保護者のほか、要保護者と同じくらい生活に困っている人が対象となっています。
就学支援制度で出してもらえる学費の種類は?
学校に支払う額が目立って大きいのは給食費ですが、就学支援制度ではその他の細々とした学費も多く行政から出してもらえます。
文部科学省のホームページに載っていた項目は次の通りです。
・学用品費 筆記用具、ノート類
・体育実技用品 体操着、水着
・新入学児童(生徒)学用品等(小1、中1のみ) ランドセル、通学カバン、ワーク教材代
・通学用品費 通学カバン、くつ、雨靴、かさ、帽子
・通学費 電車、バス通学の場合
・修学旅行費 宿泊のある修学旅行に参加した場合
・校外活動費 交通費、お昼代
・医療費 医療券で支給の場合も
・学校給食費 8月をのぞく
・クラブ活動費 ユニフォーム、用具
・生徒会費、PTA会費 学校に収めるお金
子供が小学校でかかる学費は、給食費以外にもいろいろありますよね。
就学支援制度では、これらの金額を出してもらうことができます。
学費が払えなくて困ったら、まずは担任の先生に相談してみましょう。
小学校で学費が払えないとどうなる?のまとめ
小学校中学校の義務教育の間は、教育を受ける権利や義務があります。
家計が大きなピンチにおちいっても、基準をクリアした場合には就学支援制度を受けられます。
給食費やクラブ活動費が払えない…と悩む前に、担任の先生に相談しましょう。
就学支援制度、知っていたらもっと早く受けれたのに…という声もときどき目にします。
恥ずかしい気持ち、後ろめたい気持ちを持ってしまうかもしれませんが、大切なお子さんの学費のためです。
支援に該当しそうな人は迷うことなく利用しましょう。
最後に、就学支援制度は経済的に本当に困っている親子を保護する制度です。
小中学生の子供の学費が払えない場合でも、キャッシングや高金利なローンという名の借金に安易に手を出してしまうことは慎みましょう。
軽い気持ちで利用して、利息が払えなくなって後悔しているという声も耳にします。
学費が払えないときには学校で手続きをして、就学支援制度を利用しましょう。