人は誰しも年を取っていきますが、それは犬でも同じこと。
家族同様大切なペットのワンちゃんも、子犬から成犬、老犬と変化していきます。
老犬になった時によく起こるのが食欲の低下です。
そんな時にはどんな食べ物をあげたら良いのでしょうか。
老犬の食欲がない理由
嗜好が変わる
犬でも加齢により嗜好が変わり、それまで食べていたものを食べなくなることは珍しくありません。
味覚や嗅覚が衰えや、ミネラル成分の過不足により、食欲がないということも考えられます。
歯周病や歯が抜ける
老犬では歯周病や歯が抜けることで、噛む力が弱まり、うまく食べることができない場合があります。
代謝の低下や内臓の機能低下
老犬になると、唾液や胃液などの分泌量も減り、消化機能が低下します。
腎臓や肝臓の働きも弱まり、基礎代謝量も低下するので、食が細くなります。
老犬の食欲がない時にオススメの食べ物
老犬食事の基本は低カロリー、低脂肪ですが、食力がない時にはカロリー不足になってしまうので、少量でもカロリーの高い食べ物を選んであげましょう。
今まで食べていたものを食べなくなった場合は違うドッグフードや手作りのものを与えると食べることがあります。
中でも肉や野菜を茹でたスープを使った雑炊がおすすめです
少しだけ鶏のささみを混ぜたり、卵を混ぜると食欲が増します。
噛む力が弱いようなら、ドッグフードにお湯を加えて柔らかくしたり、半生タイプのものに変えてみます。
老犬用のドッグフードは少し値段も高くなりますが、それだけ効率よく必要な栄養が取れるよう作られていますので、ワンちゃんの好みに合わせて食べさせてみましょう。
老犬の食欲を高める工夫
あげる回数を増やす
一度に食べることが難しくなってくるので、少しなら食べるようであれば、あげる回数を増やします。
少し温める
食べ物を温めることで風味がアップし、匂いがたつので食欲をそそります。
ドッグフードをふやかす時にもお湯を使うといいでしょう。
好きなものをトッピングする
いつもの餌の上に好きなものをトッピングします。
好きなものにつられて食べてくれる時もあります。
いろいろな食べ物を工夫してあげても食欲が低下していく場合は特定の病気が原因かもしれません。
かかりつけの獣医さんに相談してみることをお勧めします。
いつまでも若い時と同じようにはいられないのは犬だって同じです。
最後までワンちゃんが喜んで食事をしてくれるよう試してみてください。