普段私たちは多くの色に囲まれて暮らしています。
色にはそれぞれ心理的な意味合いがあり、色によって気分が変わったり、心拍数が増減することもあるそうです。
近年はそれを利用したカラーセラピーも広く普及していますが、さまざまな心理的効果のある色の中で、集中力を高める色についてご紹介します。
目次
集中力を高めるベストな色は「青」
「青」は、気持ちを静め、冷静にさせる効果があります。
「青色のインクのペンを使うと成績が上がる」と言われるのも、こんなところに理由があります。
余計なことに気を取られずに一つのことに集中したいなら、デスク周りに青を取り入れると良いでしょう。
また、照明の色も暖色系の電球色よりも、青白い光の蛍光色がいいと言われています。
青だけでなく、水色や青緑など、寒色系の色には同様の効果があります。
緑や、こげ茶も鎮静効果があり、リラックス効果がありますが、この組み合わせで思い浮かぶのが、観葉植物です。
お部屋に観葉植物を置くのもおすすめです。
青には他に、食欲をコントロールしたり、眠りに入りやすくする効果もあります。
集中力を保ちたいなら、「ベージュ」
ベージュはアースカラーでもあり、床や家具など広い面積によく使われています。
気持ちを平穏にし、リラックスできるので、集中力を持続するにはいい色です。
狭い場所でも、ベースにベージュを使うことで圧迫感を感じずに過ごすことができます。
無理な緊張を強いられないので、疲れにくく、肩こりなどへの予防効果も期待できます。
アイデアや、新しい発想力が必要な時は「黄色」
「黄色」は脳を活性化する働きがあり、ひらめきや新しい発想力を必要とする時には役に立つ色です。
大きな面積で使うと、鮮やかな色だけに、目が疲れたり、落ち着かないことがありますので、小物や文房具などのアイテムに取り入れると良いでしょう。
いいアイデアが浮かばない時や、考えが煮詰まってしまった時に、黄色いものに目を向けると、突破口が見つかるかもしれません。
他にも温かみを感じる色や、冷たさを感じる色、癒しを与える色や、幸福感を与える色など、色の持つ効果は様々です。
風水などでも色のパワーが取り入れられ、黄色は金運を呼ぶ色として有名です。
色によってもたらされる効果には個人差がありますが、小物からチャレンジすれば簡単に取り入れられますので、どうしても集中力がでないという人は一度試してみてはいかがでしょうか。