早めに始めなければいけないとわかっていても、結局ギリギリになってとりかかるテスト勉強。
特に、覚える教科の代表でもある日本史の勉強は、前日に慌てて詰め込む、という人も多いのではないでしょうか。
そんな人のために、テスト前日でも効果のある覚え方を模索してみました!
覚え方1:教科書を音読する
音読は、意思や判断、理解を司る脳の前頭前野を鍛えるそうです。
教科書を音読することで、脳の血流量が増加し、脳が活性化されることで暗記しやすくなります。
音読するだけでもそれなりの効果がありますが、さらに記憶力を高める方法があります。
耳栓をして教科書の文章を指でなぞり、ささやくように読むと頭の中で自分の声が響き、集中力がアップするのだそうです。
さらに、立って音読することで、刺激が増え、なおのこと良いそうです。
確かに立って音読すれば、眠気覚ましにもなりますね。
覚え方2:書く
昔から、「書いて覚える」というのは、よく聞く方法です。
腕を動かして文字を書くことで、視覚と同時に触覚を使い、体を使うことで脳が活性化されます。
ただ、この方法の最大の難点は時間がかかってしまうことです。
前日に行うなら、すべて丸写しするのではなく、大事な部分だけ書くなど工夫が必要です。
また、青は集中力を高める色なので、文字を書く時には、青ペンを使うと、暗記しやすいと言われています。
覚え方3:教科書にマーカーして赤シートで隠す
日本史の教科書に専用のペンでマーカーして、その上から半透明の赤いシートをかけるとマーカーした部分の文字が隠れ、穴埋め問題が出来上がります。
このシートを最大限活用しましょう。
音読しながらマーカーすると時短になりますが、マーカーすることで、どこが大事なのか考えながら読むことになります。
ただ機械的に読むだけでなく、日本史の内容を理解しながら読むので、記憶がより安定します。
前日に詰め込む一夜漬けの勉強法は、すぐに忘れてしまうので、記憶の定着という意味ではあまりおすすめできません。
しかし、受験科目にないことも多い日本史のように、「とりあえず、今のテストをしのぎたい!」という時には、それなりの効果があります。
ちなみに、脳科学的に最も記憶しやすいのは午前4時から午前10時と言われています。
寝不足だと、集中力、理解力、判断力、全てが低下します。
大事な部分を覚えたら、潔く寝て記憶を整理し、翌朝早く起きて、残りの部分を覚えるのもいい方法です。