データの保存に便利なDVDですが、データの容量が大きすぎて一枚のDVDに収まらない、ということはないですか?
もしも、データの容量を圧縮して保存できたら、大きな容量のデータを一枚のDVDに収めることができます。
データ圧縮の種類
可逆圧縮
データの欠落が全く起こらない圧縮方式のことで、解凍すれば元のデータに復元できます。
ファイルのデータ圧縮にはZipやLHAなどの形式が広く使われています。
静止画像の可逆圧縮ではGIFが広く用いられています。
不可逆圧縮
データを復元した時に完全には元の戻らない方法のことを言い、主に音声、画像、映像データに使われます。
静止画の不可逆圧縮の形式ではJPEGが有名です。
データ圧縮の方法
可逆圧縮については、「ZIP」形式での圧縮ツールがパソコンの標準機能として付いていますので、圧縮したいファイルを選択して右クリックでメニューを開き、「送る→圧縮」で実行します。
多くの形式に対応したいのであれば、Lhaplus(ラプラス)をインストールすると便利です。
しかし、データを圧縮してDVDに保存するときには、容量の大きい映像や音声などのデータである場合が多いと思います。
映像や音声などのデータをDVDに保存する
音楽や映像のデータは、最初から圧縮した形でやり取りされるため、圧縮ツールを使ってもデータのサイズはそれほど変わりません。
このような場合はDVDオーサリングソフトというものを使います。
DVDオーサリングソフトは、データの編集や圧縮ができ、DVDに書き込むことでDVDビデオとしてみることができます。
オーサリングソフトは無料のものから有料のものまであり、操作性や機能が優れているのは、有料のものですが、パソコン上のデータを圧縮するのであれば、フリー(無料)ソフトのDVD shrinkを使うと便利です。
このソフトは、以前はDVDのコピーをする際に広く使われていましたが、10年以上前に開発が停止したため、最近のDVDのプロテクトはほとんど解除できません。
しかし、パソコン上のデータであれば、プロテクトを解除する必要はないので、データ編集や圧縮には便利です。
DVD shrinkには書き込み機能がないので、ライティング(書き込み)専用のソフトを使う必要がありますが、Windows7以降のOSには標準的にこの機能が付いています。
書き込みたいISOイメージファイルを右クリックして、メニューから「ディスクに書き出す」で、この作業をすることができます。
しかし、DVD shrinkは残念なことにWindows上でしか作動しないため、Macユーザーは他のソフトを使う必要があります。
まとめますと、データを圧縮してDVDに保存するには、圧縮ツールを使ってファイルを圧縮しますが、この機能はほとんどのパソコンに最初から標準でついています。
映像などのデータは、すでに圧縮されているため、サイズを小さくするにはオーサリングソフトを使いますが、フリーソフトであればDVDshrinkが使いやすく、おすすめです。