大切な車をいつまでも美しい状態に保つためにも、洗車後のワックスがけは重要です。
現在は様々なタイプのカーワックスが販売されていますが、ツヤの出る固形タイプはムラになりやすいのが欠点です。
ムラができる原因
ワックスを塗った後にムラができる原因は、ワックスの塗りすぎと拭き残し、もしくは塗り残しです。
ムラを作らないためにも、正しいワックス掛けのポイントを押さえておきましょう。
正しいワックスのかけ方
固形タイプのワックスの塗り方をご説明します。
・ 水をつけてしっかり絞ったスポンジにワックスをつけます。
つけすぎはムラのもとなので缶の中で軽くワックスを押し付けながら、90度回転させるようにしてつけます。
・ ワックスを直線状に塗っていきます。
円を描くように塗るのはNGです。
スポンジは往復させず、同じ方向に塗っていきます。
縦方向に塗ったら、次は横方法に、と格子状に塗ります。
ある程度の面積を塗ったら拭き取り用のクロスで拭き取ります。
だいたいボンネット半分位の面積が目安ですので、そのくらい塗ったら拭き取るようにしましょう。
ワックスが乾く前にふき取らないと、ふきにくくなり、ムラの原因になります。
・ これをパーツごとに繰り返します。
ワックスをかけるときの注意点として、洗車は曇りの日にすることです。
気温の高い時や直射日光の下でワックスを塗ると、ムラの原因となります。
また、風が強い日も砂や埃が車体につきやすく、傷の原因となります。
さらに、ワックスがけの前にはきちんと洗車をして砂や汚れを除去することも大切です。
加えて、拭き上げる時に使う布は専用の極細繊維クロスを使うと、仕上がりが綺麗になりますが、汚れたらすぐに綺麗なものに取り替えて使えるように、多めに用意しておきましょう。
ムラができてしまったときの方法
どんなに注意してワックスをかけても、時にはムラになることがあります。
そんな時には次のようにして、ムラを除去します。
・固く絞った濡れタオルでもう一度水分を与えて、その後再度拭きあげる。
・もう一度ワックスを塗る
・台所用中性洗剤で洗う
塗った直後はムラが気になっても2~3日でワックスがなじんで気にならなくなる場合もあります。
車のワックスがけは、何度かしているうちにコツがつかめてうまくできるようになります。
また、どんなワックスでも正しい使い方をしないと、効果が得られません。
使う時は説明書をよく読んで、適切な方法で使うようにしましょう。