2016年に新たな祝日として「山の日」が加わり、日本の祝日は年間16日となりました。
調べてみると、祝日と言っても、なかなか奥の深いことがわかりましたのでご紹介します。
一年間の祝日
内閣府が発表している日本の祝日は現在年間16日で、以下の通りです。
1.元日 1月1日
2.成人の日 1月第2月曜日
3.建国記念日 2月11日
4.春分の日 3月20日前後
5.昭和の日 4月29日
6.憲法記念日 5月3日
7.みどりの日 5月4日
8.こどもの日 5月5日
9.海の日 7月第3月曜日
10.山の日 8月11日
11.敬老の日 9月第3月曜日
12.秋分の日 9月22日前後
13.体育の日 10月第2月曜日
14.文化の日 11月3日
15.勤労感謝の日 11月23日
16.天皇誕生日 12月23日
これらの祝日は「国民の祝日に関する法律」で決められています。
祝日以外の休日
16日の祝日以外にも、平日が休日に変わることがあります。
「振替休日」と、「国民の休日」です。
振替休日については、祝日が日曜にとって代わられた時に発生するため、年間の休日数が増えるわけではありませんが、「国民の休日」についてはそうではありません。
国民の休日は、国民の祝日に関する法律の第3条3校にこう記されています。
その前日および翌日が「国民の祝日」である日(「国民の祝日」でない日に限る。)は休日とする。
少しわかりにくいかもしれませんが、前日と翌日がどちらも祝日で、間に挟まれた日が「国民の祝日」以外の場合は、お休みになる、ということです。
2006年までは、5月3日の憲法記念日と5月5日のこどもの日に挟まれた5月4日は、平日だった場合には「国民の休日」になっていましたが、2007年以降祝日法が一部改正されて、正式な祝日(「みどりの日」)になりました。
現在、「国民の休日」になる可能性があるのは9月の敬老の日と秋分の日の間です。
敬老の日が9月の第3月曜日、秋分の日が大体22日前後と、どちらも変動するため、国民の休日は不定期に出現します。
祝日が増えた背景
日本は他の諸外国に比べ、働きすぎとの声があります。
海の日、昭和の日、山の日、など祝日が追加されたり、祝日と祝日の間を休日にするのは祝日や休日を増やすためです。
また、「ハッピーマンデー制度」と言って、成人の日や体育の日、海の日は、日付けを固定せず第2(第3)月曜とすることで連休を増やそうという意向もあります。
連休が増えれば、買い物やレジャーでお金を使う人が増えるので、経済効果も期待できますが、月曜の休みが増えることで、学校の月曜日のカリキュラムだけが消化できなかったり、医療機関に通院している場合、病院に通えない日が続く、という問題点もあります。