車好きに人にとっては車の手入れも楽しみの一つかもしれませんが、そうでない人にとって、よくわからないのが、ワックスがけです。
ツヤを出し、車体を保護するなどのざっくりした効果はわかりますが、詳しいことについてはよくわからない人も多いのではないでしょうか
そんな方のために、種類や特徴、持続期間など、簡単にまとめてみました。
カーワックスの種類別特徴と持続期間
車の塗装品質は向上していますが、紫外線や気候の影響を受け、汚れたり、ツヤが低下するため、ワックスがけは必要です。
カーワックスは大きく分けて、次の3つのタイプがあります。
・ 固形タイプ
車のツヤを出し、撥水性を高めます。
最も効果が持続するのはこのタイプで2ヶ月程度、物によっては3ヶ月持続するものもあります。
洗車後の水分を拭き取り、ムラにならないようにワックスを塗った後、乾く直前に拭き取る、といった具合に手間がかかりますが、深みのある独特のツヤが人気で、車好きの人には人気があります。
・ 半練りタイプ
ツヤや撥水性はやや劣りますが作業のしやすさが特徴で、ワックスの持続期間は1ヶ月程度になります。
・ スプレー式液体タイプ
少しくらいの汚れなら、そのまま吹き付けて拭きとれば、汚れ落としとワックスがけの両方の効果が得られ、手軽に使えるので、最近人気があります。
ぬれたままでも使えたり、シャンプーの中にワックス成分が入っていて、シャンプーするだけでワックス効果のあるものもあります。
手軽に使える分、効果の持続期間は短めで、ツヤについても他のものに比べ劣るようです。
このように、いろいろなタイプのワックスがありますので、目的に応じて選ぶと良いでしょう。
ワックスとコーティング剤の違い
その他に、車のツヤを出し塗装を保護するものとしてコーティング剤があります。
ワックスとの大きな違いは、ワックスが油脂成分により皮膜を作りツヤを出すのに対し、コーティング剤はシリコーン剤やガラス系の素材で皮膜をつくることです。
コーティング剤は耐久性に優れ、効果の持続期間も3ヶ月~長いもので5年というものまであります。
汚れ落ちの良さやメンテナンスの手間に関しても申し分ありませんが、ムラになりやすいため、業者に頼む人も多く、コストがかかる、というデメリットがあります。
また、ワックスのような独特のツヤは期待できません。
まとめますと、カーワックスには大きく3つのタイプがあり、目的に応じて選ぶと良いでしょう。
美しいツヤが欲しければ固形タイプ、手軽にワックスがけをしたいならスプレータイプ、その中間であれば半練りタイプを選び、メンテナンスのしやすさと、効果の長さが希望なら、お金をかけてコーティングが良いかもしれません。
効果の持続期間は、固形タイプのもので2ヶ月、半練りなら1ヶ月程度で、スプレー式は手軽な分持続時間は短くなる傾向があります。