有名な青い宝石の種類と名前の由来

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宝石には数多くの種類があり、その名前の由来も一つ一つ違っています。

中でも、人気が高く有名な青い色の宝石について、調べてみました。

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青い宝石の代表サファイア

サファイアの名前は、青色を意味するラテン語のサッピールス(sapphirus)に由来しています。

旧約聖書に書かれているサファイアは、もともとは特定の石の名前というよりも、青い石全体を指していました。

そのため、サファイアというと青のイメージがありますが、鉱物学的にはコランダム(酸化アルミニウム)種類の変化したものとなり、ダイヤモンドにつぐ硬度の赤色以外の宝石を指すため、青以外にも黄色や茶色、ピンクなどの色のサファイアもあります。

サファイアの宝石言葉は「誠実」「慈愛」「徳望」で、古くから、聖人の石と言われていました。

ヒンズー教徒の間では不幸をもたらす不吉な石と言われていましたが、キリスト教では中世より司教の指輪に使われ、その手で信者に触れることで人々を悩みや苦しみから救うと信じられてきました。

その他の青い石

・ターコイズ

ターコイズはフランス語で「トルコの石」という意味です。

トルコ石と呼ばれることもありますが、トルコでの採石量が多いわけではなく、トルコ人によってこの石が広められたことから、そう呼ばれています。

・ラピスラズリ

ラピスラズリはラテン語で石という意味の「ラピス」とペルシャ語で青を意味する「ラズリ」が合わさってできた名前です。

古代エジプトでは王族の石として使用され、ツタンカーメンの黄金マスクにも装飾品として使われています。

古くから青色の顔料として使用され、バロック期を代表するオランダの画家、フェルメールが好んでこの青い色を使用したことから、「フェルメールブルー」と呼ばれました。

・タンザナイト

タンザニア付近で偶然採掘された青色のゾイサイトをティファニー社が「タンザニアの石」を意味する宝石、「タンザニア」として売り出したところから人気が出ました。

その名が示す通り、キリマンジャロの夕暮れを思わせるような美しい青紫色が特徴です。

サムシング・ブルーのおまじない

青い色のものを、結婚式で花嫁が目立たない場所に身につけると幸運になれるというおまじないのことをサムシングブルー(Something Blue)と言います。

青色は聖母マリアのシンボルカラーであり、純潔と誠実さを示す色として知られています。
このとき身につける青いものとして、指輪の内側にサファイアを埋め込んだ結婚指輪は根強い人気があります。

青い色の宝石について、名前の由来や、歴史的エピソードなどご紹介しました。

宝石には昔から不思議なパワーが宿ると言われており、中でも青い宝石は神秘的で高貴なイメージから人気があります。

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