車のバンパーなどについてしまった小さな傷、小さくても車の傷は目立つ物で気になります。
小さいから自分で直そうと思っても、DIYの塗装では思ったほど簡単にキレイには直らないモノです。
小さい傷でも、業者に頼むと何万円単位での費用が掛かってしまいます。
そこで今回は、DIYでもキレイに仕上がる車の塗装のポイントを紹介します。
目次
塗装の手順
まずは基本となる車の塗装の手順の紹介です。
①補修部分の水洗い
②傷の深さによって、パテを盛る
③パテの乾燥、研磨紙を使って傷の面を平らし、塗装面を足付けします
④塗装面にサフェーサー、プライマーを塗布
⑤カラーを塗布
⑥パール系などのカラーによってクリヤーを塗布
⑦ぼかし剤を塗布して完了
キレイに仕上げるポイント
ポイント①下地処理で塗装は決まる
塗装と言うと「色を塗る」のがメインですが、それ以上に大切で時間が掛かるのが下地処理です。
傷の深さによって適切な下地処理をする事で、よりキレイに仕上げるポイントです。
傷が浅い場合にはペーパー(研磨紙)を使って段差を平滑にします。
傷が深い場合にはパテを盛って平滑にします。
パテの扱いには慣れが必要ですが、コツは厚く盛り過ぎずにパテを塗り込むイメージで薄く盛ります。
薄くもる事で、乾燥してからの研磨に掛ける無駄な時間を省く事ができ、より平滑にしやすくなります。
ここを雑にやってしまうと、塗装をしても傷が残ってしまいます。
塗料では傷を埋める事はできませんので、キレイに仕上げるためには下地処理が平らになのです。
ポイント②缶スプレーがプロと同じように塗れない理由
塗装のコツは、薄く何回も塗り重ねる事ですが、どの程度が薄いのかわからなかったり、薄く塗ったつもりが塗料が垂れてしまったり、逆に薄く過ぎたために、斑点のようなまだら模様がムラになってしまいます。
こうなってしまう原因の1つとして、缶スプレーではプロの使うエアスプレーと違って圧力が弱い事です。
スプレーの圧が弱いと塗料の粒子が大きくなるため均一に塗りにくく、ムラになりやすくなるのです。
プロの使うエアスプレーは圧が高いため、塗料の粒子が非常に細かくなるため均一に塗装できるのです。
そこで缶スプレーの圧も上げる必要があります。
その方法としては、缶スプレーをお湯に浸けて温めてる事によって缶スプレー内の圧を上げる事ができます。
エアスプレーほど圧を上げる事はできませんが、この一手間をかける事で通常よりもより粒子を細かくする事ができるので、仕上がりに差が出てきます。
まとめ
DIYではなかなかプロのように補修する事は難しいですが、このようにいろいろな条件やポイントを抑える事でDIYでもキレイに補修する事ができます。
そのポイントを抑えて、愛車をキレイに補修してみてはいかがでしょうか。