若者の車離れが進行していると言われる現代、一昔前のように「高額なローン組んで高級車を乗る」といった考えはあまりみられなくなりました。
高級セダンの格好良さや見栄よりも、1つの移動手段としての役割が高くなり、ミニバンやコンパクトカーが圧倒的に増えました。
しかし、そんな現在でも今SUVがとても人気を博しています。
ここ数年で国産メーカーはもちろん、欧州の高級車メーカーもSUVを投入し始め、SUVの車種が増え続けています。
世界中のメーカーも力を入れるSUV、その人気の理由はどこにあるのでしょうか?
そもそもSUVとは?
SUVは「Sport Utility Vehicle」の略で、日本語では「スポーツ用多目的車」と訳されます。
一昔前までは、ランドクルーザーやパジェロなどタイヤが大きく車高の高い車は「クロカン」や「四駆」と呼ばれ、走破性に優れたアウトドアのための車のイメージが強くありました。
しかしSUVも、セダンやミニバンと違ってタイヤも大きく車高も高めのモノが多いですが、必ずしも4WD(AWD)ではなく、ベースも本格クロカンよりもセダンやコンパクトカーをベースにしてある車種が増えています。
アウトドア派と都会派の両立
最近はアウトドアやスポーツの人気も高まり、キャンプや登山、ゴルフやスキー、スノーボードなど荷物をたくさんの積んで休日を楽しむ人も増えました。
そのため、車には大きなトランクが必要な人が増えているのも理由の1つです。
しかし、普段は街乗りが多い方にはちょうど使いやすいサイズであったり、都会派にも馴染むような高級感や、スポーツ感を持ったデザインのイメージが強いため「アウトドアと都会の両立」を求める方にはとても選ばれやすいのでしょう。
「物が詰める」と言えばミニバンでしたが「ミニバンのスライドドア=ファミリカー」というイメージが強くあるため、実用的でもっと洗練されたイメージ、デザインの車を求める方にはSUVが1番なのでしょう。
これからも高まるSUV人気
SUV1つと言っても、各メーカーでコンパクトSUV、ミドルサイズSUV、大型SUV、本格クロカンの性能を備えたSUV、ススギのハスラーなど軽タイプのSUVが発売され、人気を博しました。
最近は、高級スポーツカーメーカーであるランボルギーニがSUVを発表したり、ジャガーやベントレーでもSUVが発売され、ベンツやBMW、アウディでもコンパクトSUVが発売、発表されています。
マツダに関しては、これからはミニバンを廃止にして販売して行く方向だと言われています。
これだけ世界中で需要のあるSUVは、これからも沢山の車種が発表され様々な選択肢が増えるので、これからも人気は続くでしょう。
まとめ
以上のように、SUV人気は実用性も兼ね備えながら、高級感やデザイン性を兼ね備えるため「都会に住みながらもアウトドアも楽しんでいる」という、現代のカッコいいイメージにハマるタイプの車です。
今後、圧倒的に増えミニバンを追い越すような勢いでSUVが増えていくのではないでしょうか。