車離れが進む現代、車を持たない理由として「維持費が高いから」といった理由もあるそうです。
確かに車を維持するには様々な費用が必要となります。
しかし、車にも沢山の種類があり、車種によって維持費は非常に変化します。
そこで今回は、車の維持費をタイプ別で比較し、実際に掛かってくる維持費を紹介します。
車の維持費はココを比較
維持費として何が掛かってくるのかを紹介します。
①ガソリン代
②自動車税
③保険料
④車検代
⑤タイヤ、オイル交換などの消耗品交換
この5つが一般的に維持費と呼ばれるモノで、車種によっても金額は大きく変わるところで、車の使用頻度によっても変わってきます。
特にガソリン代は、燃費と使用頻度で全く異なります。
軽自動車やプリウスなどの燃費を売りとしたハイブリッド車と、高級感セダンや大型ミニバン、SUVでは10㎞/L以上変わってきます。
保険料も運転手の運転歴や事故の履歴などで変わってきますので、一概に高いとは言えません。
しかし意外と見落としがちなのが、自動車税と車検や消耗品の交換に掛かるメンテナンス費用です。
今回はココを比較します。
自動車税
自動車税とは、車を保有するには毎年掛かってくる税金です。
車の排気量によって金額が大きく変わってくるため、車選びの重要な項目になります。
〈通常の税額〉
●軽自動車(乗用自家用5ナンバー)・・・7200円
●乗用車
1000cc以下・・・29,500円
1001cc〜1500cc・・・34,500円(フィットなど)
1501cc〜2000cc・・・39,500円(プリウスなど)
2001cc〜2500cc・・・45,000円(アルファードやエクストレイルなど)
2501cc〜3000cc・・・51,000円(アルファードやランクルプラド)
3001cc〜3500cc・・・58,000円
3501cc〜4000cc・・・66,500円
4000cc以上でも額は変わってきますが、国産車の排気量は多いところで3500ccまでがほとんどです。
ここにエコカー減税などが対象になると最大で75%削減されるため、大きな差が開きます。
このように軽やコンパクトカー、プリウスなどのハイブリッド車と、大型ミニバンやSUVでは年間で数万円の差となります。
忘れがちなメンテナンス費用
維持費で忘れがちなのがメンテナンス費用です。
オイル交換にタイヤの交換やバッテリー交換などなど、車の消耗品は沢山あります。
タイヤやバッテリーなどはそんな頻繁に交換するモノではありませんが、いざ交換する時に意外と出費になるモノです。
特にタイヤは車種によって価格が変動します。
軽自動車やコンパクトカーなどは、5万円以内で国産タイヤが購入できますが、大型セダンやミニバン、SUVなどはタイヤサイズが大きくなるため、国産タイヤであれば数十万円は必要となります。
オイル交換もエンジンの排気量に合わせたオイル量が必要となるので価格が変わってきます。
特に車が生活必需品の方は、走行距離も多くなるためオイル交換の頻度も変わってきます。
一般的にオイル交換の目安は3000〜5000km走行したら交換と言われています。
まとめ
以上のように維持費にも様々あるため、車の所有するには高い維持費が必要になる場合もあります。
しかし、維持費を含めた予算から車種を選ぶ事によって費用は大きく変わってきますので、購入を考えている方は、上記のような維持費も考慮しながら計算すると良いでしょう。