外装塗装の相場と材料の費用対効果

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新築で建てた住宅も年数が経ち、外装の色褪せや汚れが目立つようになってくるものです。

そこで外装塗装を依頼すると思いますが、高い費用が掛かるから失敗したくないと思うものです。

しかし、外装に限らず塗装や塗料の効果や相場について一般素人にはあまりわからないもので、悪徳業者に引っかかってしまうと相場以上の価格だったり、塗装が仕様通りに行われなくて「あっという間にダメになってしまった」なんて事もあります。

そこで今回は外装塗装で失敗しないために、実際に使用される塗料の費用対効果に合わせて相場を紹介します。

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塗装の種類と費用対効果

まず重要視されるのが、実際に塗る塗料です。

実際に使用される塗料には「下塗り」と「上塗り」があります。

下塗りとは既存の状態をより塗りやすい状態にするための塗料で、一般的にシーラーやフィラーなどと呼ばれるものです。

その下塗りを塗ってから、色の付いた「上塗り塗料」を塗ります。

費用の大半はこの上塗り塗料の種類で変わってきます。

上塗り塗料の種類とは塗料を形成している樹脂に何が使われているかで変わります。

ウレタンやシリコンなんて聞いた事がありませんか?

この樹脂によって価格も変動し、耐用年数や効果も変わってきます。

一般的な上塗り塗料の種類

アクリル樹脂

耐用年数・・・6年程度
1平米当たりの単価・・・2,000円程度から

ウレタン樹脂

耐用年数・・・8年程度
1平米当たりの単価・・・3,000円程度から

シリコン樹脂

耐用年数・・・10年程度
1平米当たりの単価・・・4,000円前後

フッ素樹脂

耐用年数・・・15年程度
1平米当たりの単価・・・5,000程度

このように分類され、ここからまた1液か2液の塗料に分類されます。

そこから各メーカーの特徴をもった遮熱効果のある塗料であったり、様々な効果を持った塗料があります。

最近は圧倒的にシリコン樹脂を使った塗料が使用されていますが、上記にもあるようにシリコン樹脂と言っても1液や2液、効果などでランクが変わりますので注意が必要です。

平均相場と塗装工程

一般に塗装工程として、足場の設置、洗浄、養生、下地調整、塗装の順で行われます。

例えば、外壁126平米の住宅をシリコン樹脂塗料で塗装する場合

足場と養生・・・15万円から20万円

洗浄・・・3万円

下地や付帯部の補修など・・・20万円程度

シリコン樹脂塗料の塗装・・・3,000円×126平米=378,000円

合計・・・約70万円から80万円程度

これはあくまでも一例です。

実際に塗装する建物の劣化状態や材料の種類と価格などによって、大きく変動する事があります。

ちなみに、この単価はどこから計算されているかというと、塗料メーカーの「設計価格表」というモノで、使用する塗料と技術料を含めた1平米辺りの単価が記されているので、それを基準に計算されています。

まとめ

外壁塗装の厄介なところは「引き渡しの塗装直後は大抵、どんな状態でも綺麗に見える」という事です。

しかし、本当に重要なのはそれが長持ちする事です。

一見綺麗だったのにあっという間に剥がれたり、汚れたりしてしまっては何の意味もありません。

そのため業者探しの基準として、塗料の耐用年数に合わせてた保証を付けてくれる業者が良いでしょう。

簡単そうに見えて難しいのが塗装です。

基礎的な知識を身につける事、大切な家をしっかり守る事ができるでしょう。

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