カビ臭の原因と対策は?根本除去には2つの対策が必須!

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どこからともなく漂ってくるカビ臭を感じて、不快に思ったことはありませんか?

畳、敷布団の裏、風呂場の壁や床、台所のシンクなど、カビ臭の発生源になり得る場所は意外と家じゅうのあちこちにあります。

カビ臭には喘息の悪化など、健康への影響もあるため、正しい原因と対策を知って適切に対処したいものです。

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カビ臭が発生する原因

カビ臭が発生してしまう原因は、付近でカビが繁殖してしまっているためです。

カビの発生条件として、主に以下の3つがあると言われています。

適切な温度

カビにとっての適温は20℃~30℃前後と考えられています。

これは人間にとっての適温とも一致しているため、カビが繁殖できない室温にすることでカビの発生を抑えるというのは、残念ながら現実的ではありません。

適切な湿度

湿度が高いとカビが発生するというのはよく知られていることです。

具体的には、60~99%の湿度下において、カビが発生しやすいと言われています。

ちなみに、カビの繁殖には呼吸が必要なため、完全な水中のような湿度100%の環境では、カビが育つことはできません。

栄養分

カビは微生物の一種ですが、植物のような光合成はできず、外から栄養を取り入れなければ繁殖できません。

カビの栄養となるのは、ホコリやチリ、人間の垢などの有機物質です。

また、逆にカビが生育できない条件として、紫外線に弱いため日光が良く当たる場所では繁殖しにくいということがあります。

つまり、湿度が60%以上で、カビにとって栄養となるホコリなどの汚れがたまっており、日当たりが悪くジメジメしたような環境が、カビを発生させやすいと言えます。

カビ臭への対策

カビ臭への対策には、大きく分けて「発生してしまったカビを除去すること」と「カビが発生しにくい環境を作ること」の2つがあります。

カビを除去する

すでにカビ臭が発生している場合には、まずはその発生源を特定することが必要です。

風呂場や敷布団、台所のシンクなどがカビの発生しやすい場所ですが、家具の裏の、壁と接している部分など、普段見えない場所でカビが発生していることもあります。

大掃除などの際には、家具と壁の間等もしっかりと確認して、カビが発生していないかチェックするようにしましょう。

繁殖したカビは、掃除機で吸い取ろうとするとカビの胞子を舞い散らせることになり逆効果なので、住宅用洗剤や重曹などを使用し、雑巾などでゆっくりと丁寧に拭き取ります。

風呂場に置いているシャンプー等のボトルやゴムパッキンなどにひどくカビが発生してしまっている場合は、交換してしまうのがよいでしょう。

カビを防ぐ

カビ臭の発生を抑えるための対策としては、普段からカビを発生させにくい生活をすることが大切です。

例えば、非常にカビが発生しやすい場所として窓枠のサッシがあります。

サッシには結露の発生によって水分があり、汚れもたまりやすいため、カビが発生しやすいのです。

このようなカビの発生源となりやすい場所を定期的に掃除することを習慣化するだけでも、カビ臭対策としては大きな効果があります。

また、布団は敷きっぱなしにせず、こまめに干したり、裏側に風を当てたりするようにしましょう。

年に1度の大掃除の際には、できる限り畳の裏や家具の裏など、普段風通しの悪い場所に風を当てるようにすると効果的です。

「カビを除去し、発生を防ぐ」という2つの対策を組み合わせることが、カビ臭のない生活を送るためには重要です。

まとめ

・カビ臭の発生原因は、高湿・ホコリなどがたまっている・日が当たらないなどの条件が整った環境で、カビが繁殖してしまうこと。

・カビ臭への対策は、1つ目は、カビの除去。カビが発生したものの掃除・交換などでカビの徹底除去を。

・2つ目の対策は、カビの発生防止。普段から清潔で風通しのよい生活をすることが大切。

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