ボーナスに所得税はいつからかかるようになった?

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ボーナスは誰もが楽しみにしているものと思います。

使い道に悩んでいる方、旅行など自分へのご褒美に使う方、堅実に全額貯蓄する方と様々いらっしゃると思います。

何故かボーナスの時に所得税がたくさん引かれ、手取りが少ないと嘆いている方もいるのですが、昔はボーナスの時に所得税は引かれていなかったらしいのです。

ボーナスに所得税はいつからかかるようになったのか調べてみました。

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目次

最初からボーナスには所得税が掛かっていた?

所得税は1年間の所得に対して掛かる税金です。

日本でこの所得税がいつから導入されたのかですが、1920年の明治時代です。

一方、日本で最初にボーナスを取り入れたのは三菱といわれ、1909年の明治時代のことです。

いつからボーナスに所得税はかかっていたのかについては、1920年の所得税導入時からボーナスには所得税がかかっていたということになります。

最初からボーナスには所得税がかかっていることが分かりましたが、しかし、平成の世になって、何故かボーナスの手取りが減ったと嘆く方が増えました。

ボーナスの手取りが減ったのはいつから?

いつからなのか調べてみると、2003年4月以降に国の制度改正がありました。

この年からボーナスからは元々引かれていた所得税などの税金以外にも社会保険が天引きされるようになったからです。

それ以前はボーナスから社会保険は引かれていなかったのですが、給料を低く抑え、ボーナスを高く設定することで、社会保険の支払いを節約しようとする企業が後を絶たなかったのです。

そのため、社会保険を多く支払うことになる給料が高いけれど、ボーナスが低い人と給料は低いけれど、ボーナスは高い人との間で不公平感があり、これを是正するために、総報酬制という制度に移行したのでした。

ボーナスから社会保険が引かれるようになったので、所得税が増えたように感じた人がいたというのが真相のようです。

ボーナスから引かれる所得税を知る方法は?

ボーナスで引かれる所得税はボーナス前月の給与額と扶養人数が分かれば、ネットにある所得税シミュレーターで簡単に計算することが出来ます。

6月と12月にボーナスをもらうのなら、5月と11月の給与の把握が必要ということになります。

ボーナス前月の給料が多かったら、所得税も増えますし、逆に少なかったら、所得税は減ります。

最後に、年末調整で税金を支払い過ぎていれば、お金が還付され、逆に支払っていない場合は徴収されますが、ひとまず、ボーナスの手取りを少しでも多くしたいという場合は、残業を控えたりして、ボーナス前月の給与を減らしておくことです。

しかし、残業代を減らしても手当などが支給されていると、給与として計算されるので、所得税が増えることもあります。

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