香典とは通夜や葬儀に参列する際に持参するものです。
値段はあなたと故人との関係によって異なりますし、地域の慣習によっても違います。
急な不幸があった時、香典の相場はいくらなのでしょう。
夫婦で参列する時は香典を連名で書いたほうがいいのでしょうか。
香典に関する相場と夫婦で参列をする時のマナーを調べてみました。
香典とは?
花や抹香・線香の代わりに包み、霊前に供えるものです。
一般的に、9を除いた奇数と2の金額を包みます。
地域によって、お札の入れ方も指定があるようですが、特にそういった地域でない場合、お札の向きを揃えることだけ気をつければいいようです。
お札は新札ではなく、使い古したりして、多少古くなったものを包みます。
新札しかなかった場合は折り目をつけて、包みましょう。
参列する葬式の宗教によって使える香典袋が変わりますが、ご霊前と書かれたものなら、どの宗教の方にも使うことが出来ます。
夫婦参列時のマナーとは?
・香典袋の表書きには夫の名前だけを書き、妻の名前は書かない。
・香典は1家族につき1つ包むもの。
上記の2つが夫婦参列時のマナーとされています。
基本的に、妻の親や祖父母が亡くなった場合でも、表書きに夫婦連名はすることなく、夫の名前だけを書きます。
香典は1家族につき1つなので、参列する家族の人数分のお金を包む必要もありません。
香典の相場とは?
香典はあなたと故人との関係とあなたの年齢によって変わります。
ここでは、親族に焦点を合わせて大体の相場をご紹介します。
20代の場合
両親・義理の両親…3万円から10万円
祖父母・おじおば…1万円
兄弟姉妹…3万円から5万円
その他の親戚・いとこ…3千円から1万円
30代の場合
両親・義理の両親…5万円から10万円
祖父母…1万円から3万円
兄弟姉妹…5万円
おじおば…1万円から2万円
その他の親戚・いとこ…3千円から2万円
40代の場合
両親・義理の両親…10万円以上
祖父母…3万円
兄弟姉妹…5万円以上
おじおば…1万円から3万円
その他の親戚・いとこ…3千円から3万円
祖父母の香典はあなたが内孫か外孫かで金額が変わることはありませんし、年齢で相場は変わっていきます。
以上が一般の相場とされていますが、親族同士である程度、相談をして、決めるということも多いようです。
親族以外の会社関係などの場合でも複数人がお金を出し合ったり、相談をし合うことも少なくありませんので、香典を用意する必要がある時は身近な方に相談をしてみることもおススメします。
最後に、香典は通夜と葬儀の両方に持っていく必要はありません。
両方に参列する時は、葬式にだけ香典を持っていきましょう。