新入社員や新しく異動してきた社員との親睦をはかるため、歓迎会を開くという会社も多いと思います。
幹事になって、当日の歓迎会の挨拶はどうすればいいのか悩む方も多いのではないでしょうか。
今回は歓迎会当日の司会進行及び挨拶について、解説します。
目次
歓迎会序盤
まず、お酒が入る前に幹事から挨拶をして、開会します。
例文「これより株式会社○○の新入社員歓迎会を行います。僭越ながら、幹事及び司会を務めさせていただく○○です。よろしくお願いします」
その次に、歓迎会で一番、役職の高い方にご挨拶をお願いします。
例文「まず初めに、○○部長にひとこと挨拶をいただきたいと思います。○○部長よろしくお願いします」
挨拶をしていただいたら、「○○部長、ありがとうございました」と一言添えることが大切です。
次に、乾杯の挨拶を、役職が3番目に高い方にご挨拶をお願いします。
例文「それでは、乾杯の音頭を○○課長にお願いしたいと思います。よろしくお願いします」
事前に挨拶や乾杯の音頭をしていただきたい方にお願いしておきましょう。
役職が同じくらいの高さの方が複数いる場合、誰に頼めばいいか迷いますが、この場合は上司に相談をしたり、出来るだけ年上の方を優先したりしましょう。
歓迎会中盤
場が盛り上がってきた中盤頃に、幹事は新入社員を紹介し、挨拶をしてもらいましょう。
例文「場も温まってまいりましたので、今年度の新入社員の皆さんをご紹介したいと思います」
幹事は1人1人紹介していきますが、名前を間違えないように事前に確認しておきましょう。
例文「○月○日付けで配属されました○○さんです」
続いては、新入社員の方に挨拶をしていただきます。
例文「ここで新入社員の皆さんに一言、挨拶をいただきましょう」
新入社員の方が多い場合は1人1人の挨拶は省きます。
挨拶が終わったら、親睦を深めるためと歓迎会を盛り上げるために、出し物や余興を行います。
例文「○○部長にカラオケを披露させていただきます」「ここで入社○年目の社員による余興を致します」「簡単なゲームをご用意しましたので、楽しみましょう」
出し物や余興によって、例文は使い分けて下さい。
歓迎会終盤
歓迎会も終わりにさしかかり、閉会とする時は出席者の中で2番目に高い役職についている方に、閉会の挨拶をお願いしましょう。
例文「名残惜しくはありますが、最後は○○課長に閉会のご挨拶をお願い致します」
その後、手締めを行います。
手締めとは三本締めと呼ばれる三三七拍子が基本ですが、一本締めも最近では多くなってきています。
地域によっても様々な締め方があるようなので、地域の慣習に従うのが一番です。
最後に、この記事では歓迎会で使える幹事の基本的な挨拶の例文を書きました。
会の進行は忘年会や新年会などの他の会でもほぼ同じなので、新入社員の紹介と挨拶を抜き、歓迎会という言葉を忘年会や新年会と言い換えれば、流用が可能です。
幹事なんて一度きりだからと思わずに、覚えておくと急に幹事をやることになった時も役に立つと思います。