三月になると、送別会を催すという会社も多いと思います。
退職もしくは異動される方々にはこれから頑張って下さいという激励の気持ちとともに、お世話になりましたという感謝の気持ちを表すのが送別会です。
ですが、中には嫌な奴がやめて良かったとほくそ笑んでいる方もいるかもしれません。
そんな送別会の進行役となってしまった場合、当日のシナリオや進行はどうすればいいかご説明します。
送別会序盤のシナリオ
挨拶例「それでは、これより○○さんの送別会を行います。司会進行の□□です。よろしくお願いします」
上記のように、退職(異動)される方を紹介したあと、司会進行である自分も紹介をします。
その後、出席者の中で一番の役職についている方に挨拶をお願いします。
続いては、乾杯の音頭で、出席者の中で、三番目の役職の方にお願いします。
小さな会社の場合、挨拶と乾杯の音頭は同じ方にお願いするといいでしょう。
乾杯の音頭が終わったら、しばしの間、食事と歓談の時間になります。
送別会中盤から終盤の進行シナリオ
30分ほど食事と歓談を楽しんだら、退職(異動)される方に言葉を送ったり、花束やプレゼントを渡します。
挨拶例「それでは、△△さんに、○○さんへのご挨拶をお願いいたします」
ご挨拶は、退職をする方の同期や部下といった関係の深い方にお願いをするといいでしょう。
その後、花束やプレゼントの贈呈ですが、省略しても構いません。
そして、退職(異動)される方に挨拶をお願いします。
出来るだけ、退職者全員が挨拶出来るようにしましょう。
最後は、役職が2番目に高い方に手締めの挨拶をお願いします。
その後は、三本締めです。
地域によって一本締めや三本締めのやり方が色々とあるので、慣例に従って下さい。
司会進行は最後に、閉会の挨拶をします。
挨拶例「○○さん、今日はありがとうございました。これより、送別会をお開きとさせていただきます」
閉会の挨拶の時、2次会を用意している場合は、2次会の案内をします。
「送別会を終わります」というよりは、「お開き」という言葉のほうが、縁起がいいとされています。
中には縁起を気にする人もいますので、出来るだけ、縁起のいい言葉を使うほうがいいでしょう。
以上が、送別会のシナリオです。
まとめ
シナリオは事前にある程度、作っておくことをおススメします。
送別会で挨拶をお願いする時は、事前に挨拶をして下さいとお願いをすると、当日の進行がスムーズになります。
社内での序列が微妙で、開会の挨拶や乾杯の挨拶、閉会の挨拶を誰に頼めばいいか分からない場合は、直属の上司に相談をして決めるのがベターです。
送別会は退職(異動)される方を気持ちよく送りだすことが大切です。