オリンピックは何歳から出場できるかご存知ですか?
そもそも年齢制限などはあるのでしょうか。
記憶に残るのはフギュアスケートの浅田真央選手が15歳でギリギリ出場できなかったことですが、以前競泳の岩崎恭子さんが14歳で出場し、見事メダルを獲得しましたね。
そこで、オリンピックに出場できる年齢について調べてみました。
目次
基本的には出場年齢の制限はない
オリンピックには何歳から出場可能、という決まりは、基本的にはありません。
さらに言えば、何歳でも出場できます。
つまり年齢を理由に出場できない、ということはないのです。
しかし競技によっては、何歳から出場できるというふうに年齢が決まっているものもあります。
年齢制限のある競技
体操
体操はなぜか男女で出場できる年齢が違い、男子は16歳、女子は15歳です。
新体操
今の所、男子の新体操はオリンピック競技にはなっておらず、新体操は女子のみですが、新体操は16歳以上にならないと出場できません。
体操、新体操ともに開催年の12月31日までに規定年齢に達していることが条件になります。
飛び込み
水泳の飛び込みに関しては15歳以上でないと出場できません。
しかし、競泳やシンクロ、水球など他の水泳競技には、年齢制限はありません。
スケート
フィギュア、ショートトラック、スピードスケートは開催前年の6月30日までに15歳になっていることが条件になっています。
ボブスレー
18歳以上が出場できます。
その他、ボクシングは17~34歳、サッカーは23歳以下というように決められています。
年齢制限を設ける理由
スポーツの世界では、競技ごとにそのスポーツを統括する国際的な団体があります。
例えば、国際スケート連盟は、フィギュアスケート、スピードスケート、ショートトラックスケートなど、スケート競技を総合的に扱う機関です。
また、水泳に関してはシンクロや飛び込み、水球なども含め、国際水泳連盟が統括しています。
このように競技ごとに国際的な団体が細かな取り決めを作っているところがあり、競技によってはオリンピックに出場できる年齢が決められています。
これには選手の健康面への配慮が大きな理由とされています。
体が十分に出来上がっていない小さい頃から、あまり無理をさせてしまうと怪我や故障の原因となるからです。
そして、もう一つは、早くからオリンピックに出場されると、結果を出した後の選手が早々にプロに転向してしまい、それでは困る、という運営サイドの思惑もあるようです。
オリンピックに何歳から出場可能か、についてお伝えしました。
オリンピックには何歳でも出場できますが、競技によってはその競技を統括している国際競技連盟が出場できる年齢を決めているものもあります。
これは選手の健康を守るため、というのが主な理由とされています。